MC新書
なぜいま人類史か

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  • サイズ 新書判/ページ数 296p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784862481030
  • NDC分類 204
  • Cコード C0220

内容説明

われわれはどこに行くのか?世界はいかに獲得されるのか?現代資本制システムによって断ち切られ、漂流する“個”の弧絶を真正面から見据えつつ共同社会をイメージする。著者積年のテーマを平易な言葉で語った初の講演集。大胆かつ鮮烈な試みは、思想家・渡辺京二のアルファからオメガまでがすべて凝縮している。本書をとおして、人がこの世に誕生し、存在し続けることの必然性とその意味を知ることになる。表題作のほかに「共同体論の課題」、名著『逝きし世の面影』に結実する「外国人が見た幕末維新」、「明治維新をめぐる考察」の四篇を収める。

目次

1 なぜいま人類史か(天地生存と社会生存;共同性と戦後社会 ほか)
2 共同体論の課題(共同体志向;マルクスの共同体理論 ほか)
3 外国人が見た幕末維新(五冊の日本見聞記;ヨーロッパの眼がとらえたアジア ほか)
4 明治維新をめぐる考察(講座派と労農派;「維新」解釈の対立点 ほか)

著者等紹介

渡辺京二[ワタナベキョウジ]
1930年京都生まれ。大連一中、旧制第五高等学校文科を経て、法政大学社会学部卒業。日本近代史家。熊本市在住。主な著書に『北一輝』(朝日選書、毎日出版文化賞受賞)、『逝きし世の面影』(平凡社ライブラリー、和辻哲郎文化賞受賞)などがある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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