内容説明
心と脳、仏教と神経科学。異なる二つの知の体系を止揚したダライ・ラマと神経科学者たちによるディスカッションの成果を、世界屈指の科学ジャーナリストがまとめた。
目次
1 私たちは変われるか―「脳の配線は不可変」の定説への挑戦
2 魔法の織機―神経可塑性の発見
3 成体脳に生まれる新たなニューロン―ニューロン新生
4 子どもの脳―若い脳の神経可塑性
5 脳に残る足跡―知覚経験が成体脳を再形成する
6 物質を凌駕する心―心の活動が脳を変える
7 遺伝と環境―脳内の遺伝子を働かせるもの
8 幼少期の経験がすべてを決定する?―慈悲の心のための再配線
9 情動の再形成―幸福のセットポイントに挑む
10 神経可塑性研究のこれから
著者等紹介
ベグリー,シャロン[ベグリー,シャロン][Begley,Sharon]
米国のサイエンス・ライター。ニューズウィーク誌でサイエンスのシニアライターとして神経科学、遺伝学、物理学、天文学、人類学などの記事を担当したあと、ウォールストリートジャーナル紙のサイエンス・コラムを2002年の開設時から5年間執筆。2007年にニューズウィーク誌に戻り、コラム、カバーストーリーを執筆している。コラムと記事で受賞多数。ニュー・ジャージー州在住
茂木健一郎[モギケンイチロウ]
1962年東京生まれ。脳科学者。ソニーコンピュータサイエンス研究所シニアリサーチャー。東京工業大学大学院連携教授の他、早稲田大学などの非常勤講師も勤める。東京大学理学部、法学部卒業後、同大学大学院物理学専攻課程修了(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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