木星叢書
こんな日本でよかったね―構造主義的日本論

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  • サイズ B6判/ページ数 297p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784862380968
  • NDC分類 304
  • Cコード C0095

内容説明

「少子化問題」は存在しません!日本は「辺境」で「属国」、それで何か問題でも?これから目指すべきは「フェミニンな共産主義」です!…あまりの暴論ぶりに思わず納得。“寝ながら学んだ”構造主義者・ウチダ先生による、驚愕の日本社会論。

目次

1章 制度の起源に向かって―言語、親族、儀礼、贈与(「言いたいこと」は「言葉」のあとに存在し始める;言葉の力 ほか)
2章 ニッポン精神分析―平和と安全の国ゆえの精神病理(格差社会って何だろう;「少子化問題」は存在しない ほか)
3章 生き延びる力―コミュニケーションの感度(生き延びる力;生きていてくれさえすればいい ほか)
4章 日本辺境論―これが日本の生きる道?(辺境で何か問題でも?;変革が好きな人たち ほか)

著者等紹介

内田樹[ウチダタツル]
1950年東京生まれ。東京大学文学部仏文科卒業。東京都立大学大学院博士課程中退。神戸女学院大学文学部教授。専門はフランス現代思想、映画論、武道論。『私家版・ユダヤ文化論』(文春新書)で第六回小林秀雄賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ヒデミン@もも

23
内田樹さんの本、また借りてしまった。わからないことばっかり。難しい。出てくる漢字も難しくて読めないのが多いし。低い階層の私にはムリでした。8年前に『安倍晋三程度の人間でも首相が務まった』とあるが、現在のアベノミクス政策をどう感じているのか知りたい。2015/06/20

佐藤一臣

5
数多くの他者から選び取った言葉こそが主体であり、その言葉を反芻して初めて自分がわかる、というのに身震いした。まさにそう。成果主義は予防を成果と捉えない、というのに激しく同意。おむつをした赤ちゃんといかにコミュニケーションを取ることができるかで、その子の性格が作られる、は唸らせてくれた。さすがに内田さんは鋭い。が、あとは本書で何を言っているのかほとんどわからなかった。構造主義ということで、その真髄についての話が展開されていくと期待していたが、いったい構造主義とは何なのかは読んでもよくわからない2024/04/04

まこり

3
巻末の言葉を借りて言えば、この著者のウロコは魅力的である。読んでいてとても面白かった。2010/04/28

かりんとー

2
初めて内田樹を読むならこの本がいいのではないか。2016/02/03

マル

2
内田さんの、どちらかというと初期の頃のブログからのコンピ本。大体、 10年ほど前の社会情勢について言及したものが多いです。中でも面白かったお話は、男女雇用機会均等法が成立したことによって少子化が進行してしまったというものです。この法律を原理的に解釈すると、今まで男性のようには働けていなかった女性を男性労働者のように雇用することができれば、単純に労働者の数が 倍になります。すると、労働力の買い手市場になり、そのぶん賃金は減少します。これまでだったら夫の給料だけで生活できていたのが、給料が減ったことで(続2015/09/02

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