内容説明
ともに1950年生まれ、筋金入りの団塊世代で元全共闘、現在文武両道学者&経営者の二人による、無手勝琉ダイアローグ・エッセイが帰ってきた。ニート・フリーター問題も、市場至上主義も、ナショナリズムも、グローバリズムも、まとめて「ぱあん」とお説教。老いや成熟とは無縁、いつまでたっても「転がる石」の生き方を貫く「悪い兄たち」の声に、いまこそ耳を傾けよ。
目次
正しさは誰が判断する?
第三者、エロス、時間
自由という神話、成長という物神
詩と反復
言葉に対する敬意と慎み深さ
エクリチュールの魔
キャリアという自己商品化
常識と陰謀
非決定問題について
ブリコラージュ的知性について〔ほか〕
著者等紹介
内田樹[ウチダタツル]
1950年東京生まれ。東京大学文学部仏文科卒業。東京都立大学大学院博士課程中退。神戸女学院大学文学部教授。専門はフランス現代思想、映画論、武道論
平川克美[ヒラカワカツミ]
1950年東京生まれ。早稲田大学理工学部機械工学科卒業。99年、アメリカ・サンノゼ市にビジネスサポート、インキュベーションを主業務とするBusiness Cafe,Inc.を設立。現在、同社CEO。2000年、ビジネスカフェジャパンを設立、現在、同社社長。2001年、リナックスカフェを設立、現在、同社社長。立教大学大学院ビジネスデザイン科アドバイザリーボードも務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。