内容説明
女は出産、男は武道!?危険や気配を察したり、場の空気を読んだり。身体に向き合うことでもたらされる、そんな「知性」を鍛えよう。
目次
第1話 女は出産、男は武道(出産に男はいらない;よい出産体験がない ほか)
第2話 ニッポンの教育問題(ディスコミュニケートされた身体;クラブ活動の効用 ほか)
第3話 オニババ譚新解(何で、オニババになっちゃうの?;毎日がおんなじ ほか)
第4話 ふたたび、オニババ考(何がフェミニストたちを怒らせたのか;若者に表情がない ほか)
著者等紹介
内田樹[ウチダタツル]
1950年生まれ。東京大学文学部仏文科卒業。東京都立大学大学院博士課程(仏文専攻)中退。東京都立大学人文学部助手を経て、神戸女学院大学文学部教授。専門はフランス現代思想、映画論、武道論
三砂ちづる[ミサゴチズル]
1958年生まれ。ロンドン大学Ph.D.(疫学)。ロンドン大学衛生熱帯医学院研究員、JICA(国際協力機構)疫学専門家等を経て国立公衆衛生院(現国立保健医療科学院)疫学部に勤務。津田塾大学国際関係学科教授。専門は疫学、リプロダクティブヘルス(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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魚京童!
13
一つの精神がその外部にある別の精神と触れ合うために用いることのできるただ一つの手段、それは知である。2014/02/16
桂世
4
三砂ちづる×内田樹の対談本。目から鱗が落ちた。人間道は深い。2016/02/19
nrk_baby
3
結構古い本だったのか。内田樹の身体論の原型。2014/03/31
inochinoki
2
科学的にロジカルに説明できなくても、身体が持つ感覚って確かにあって、それを身体知と呼ぶのは便利だなと。ただ、身体にとって気持ちのいいことだけを選ぶには、今の社会は制約が多すぎる。身体知を高めると生き辛くなることも多そう。以前鈍感力が流行ったけど、場を変えられないなら自分を変えるという生きる知恵なんだろうな。 2020/08/16
13km
2
昔の人の知恵とかそういうものはそれなりに意味があって、効率の良いことだったんだなあと。着物が着れるような生活がしたくなりました。2012/11/21