内容説明
70年代―カール、ビリー、テリー、そしてアルドルー。同じ町で幼年期を過ごした4人。80年代―バンドの練習に励むカール、サッカー選手をめざすビリー、セックスに明け暮れるテリー、いまだに童貞のアンドルー。それぞれの青春を謳歌しながらも、4人の絆は深かった。90年代―カールはDJに、ビリーはプロ・ボクサーになり、テリーは相変わらずのセックス三昧、そしてアルドルーの人生は破滅に近づいていく…。20代になった4人の人生は、しだいに別々の道へ。そして、2000年―4人の“ろくでなし”が繰り広げる、抱腹絶倒の“切っても切れない縁”!?『トレスポ』を超えた!笑いと涙とエクスタシーの友情物語。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Carlos
18
アーヴィンウェルシュ安定のトレインスポッティング的世界。10代の頃憧れた。2020/01/04
勉誠出版営業部
2
アーヴィン・ウェルシュの『グルー』を読了。公営住宅で生まれ育った4人の悪友たちの30年以上にわたる友情と別離を描いた作品。A・ウェルシュらしくセックス、ドラッグ、アルコールまみれですが、イギリスのカウンターカルチャーの歴史を綴ろうという意欲作でもあるかと。2014/11/04
ヒロ君さん
1
アーヴィン・ウェルシュの作品はいくつか読んだことはあったが、それでも濃密なサッカー、フーリガン描写、暴力、不良などの文化に中々慣れず、読みづらさはあったものの、ラストの展開にはトレインスポッティングをより踏み込んだ腐れ縁の話に対してのアンサーや、作家としての集大成を感じ、これまで読んできた部分が無駄ではなかったという非常に感動的なものがあった。2023/07/05
see_none
0
青春モノ2019/03/16