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ラチモンダイヲカンガエナオス
拉致問題を考えなおす

蓮池 透 和田 春樹 菅沼 光弘 青木 理 東海林 勤【著】
青灯社 (2010/09/30 出版)

217p / 19cm / B6判
ISBN: 9784862280442
NDC分類: 319.102

価格: ¥1,575 (税込)
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詳細

なぜ拉致問題は行きづまったのか。
蓮池透さんの日本政府へのいらだち、横田早紀江さんの内面問題、客観性を欠くマスメディア論調や「拉致問題対策本部」批判。
感情的な世論に迎合することなく冷静に北朝鮮外交を展望する。

1 拉致問題を考える―家族の視点から
2 横田家三代女性たちの気持ち
3 資料・横田めぐみさんとその家族を描いた二つの作品
4 キリスト者として拉致問題を問う
5 拉致問題と日本国家の立場
6 マスメディアと拉致問題、家族会
7 拉致問題対策本部の四年間
8 拉致問題と日朝国交正常化

●内容紹介(版元ドットコムより)
日本と北朝鮮との拉致問題交渉が断絶して数年がたつ。日本政府は、交渉は「拉致被害者全員が生きていることを前提にする」という立場で、経済制裁など圧力を強化してゆけば北朝鮮が折れてくるという見通しに立っていたが、いっこうに進展の気配がみえない。その間、北朝鮮による核実験の強行など、アジアの緊張が高まっている。
本書は、世論に迎合してデッドロックに乗り上げたこれまでの日本政府の政策を批判し、前提条件なしにまず交渉すること、日朝国交正常化を目ざすこと、それのみが拉致問題解決や緊張緩和に資することを冷静に分析し提言する。
●現政権も強硬路線を踏襲しましたが、こういうやり方が一番困る。家族の顔色見て「あなた方のいっていることをやっているのだから、いいだろう」、そういうエキスキューズにする。(蓮池透)
●一番近くにある隣国で、深刻な問題があり、深刻な関係にある北朝鮮とは、外交関係がなく、交渉ができないというのはもっとも馬鹿げており、危険だとしかいいようがない。(和田春樹)


●目次(版元ドットコムより)
まえがき 〔和田春樹〕  
T 拉致問題を考える──家族の視点から 〔蓮池 透〕
 はじめに
 1 弟たちの拉致について
 2 家族の気持ち
 3 二〇〇二年九月一七日以後
 4 日朝間の約束違反
 5 行き詰まりの中で考えるべきこと
 6 政府に望むこと
 7 私の願うこと
U 横田家三代女性たちの気持ち 〔和田春樹〕
 1 娘 横田めぐみ
 2 孫娘 キム・ウンギョン
 3 母 横田早紀江
V 〔資料〕横田めぐみさんとその家族を描いた二つの作品
 1 映画「めぐみ──引き裂かれた家族の30年」
 2 報道特別ドラマSP「再会──横田めぐみさんの願い」(日本テレビ)
W キリスト者として拉致問題を問う 〔東海林 勤〕
 1 ヨブ記を学びながら考える
 2 「横田姉を囲む祈り会」から考えたこと
 3 早紀江さんの「使命」
X 拉致問題と日本国家の立場 〔菅沼光弘〕
 1 これまでの考え方は誤っている
 2 拉致問題とはいかなる問題か
 3 拉致問題の解決とは
 4 日朝国交正常化の努力とアメリカの立場
 5 朝鮮市場をめぐる国際戦
 6 いまのままではだめ
 〔質疑応答〕
Y マスメディアと拉致問題、家族会 〔和田春樹〕
 1 マスメディアの拉致問題・家族会報道
 2 金賢姫訪日招請騒動の報道ぶり
 3 「横田めぐみさんは死んでいる」という見出しの衝撃
 4 田原発言の波紋
 5 「王様は裸だ」という少年は現われるのか
Z 拉致問題対策本部の四年間 〔青木 理〕
 1 拉致問題対策本部の誕生
 2 対策本部を牽引した漆間巌氏
 3 麻生政権期の拉致問題対策本部
 4 拉致問題対策本部の広報活動
 5 民主党政権下の拉致対策本部
[ 拉致問題と日朝国交正常化 〔和田春樹〕
 1 拉致問題に拉致された日本
 2 政治的につくられた状況
 3 北朝鮮の側の態度
 4 拉致問題の正常化
 5 交渉するためには国交正常化するしかない

著者紹介

蓮池透[ハスイケトオル]
1955年生まれ。東京理科大学電気工学科卒業、エネルギー関連会社に入社。1997年より2005年まで、「北朝鮮による拉致被害者家族会」の事務局長をつとめる

和田春樹[ワダハルキ]
1938年生まれ。東京大学文学部卒業。現在、東京大学名誉教授、日朝国交促進国民協会理事・事務局長

菅沼光弘[スガヌマミツヒロ]
東京大学法学部卒業。1959年、公安調査庁入庁。ドイツ・マインツ大学留学、対外情報活動部門を中心に旧ソ連、北朝鮮、中国の情報収集に35年間あたる。対外情報の総責任者である調査第2部長を最後に1995年に退官。現在、アジア社会経済開発協力会会長

青木理[アオキオサム]
1966年生まれ。慶應義塾大学文学部卒業後、共同通信社に入社。東京社会部で警視庁警備・公安などを担当。2002‐06年までソウル特派員。現在、フリーランスのジャーナリスト

東海林勤[ショウジツトム]
1932年生まれ。東京神学大学とニューヨーク・ユニオン神学校の修士卒。日本基督教団豊島岡教会牧師、日本キリスト教協議会総幹事等歴任。70〜80年代の約20年間「徐君兄弟を救う会」代表、韓国問題キリスト者緊急会議実行委員。1990年「高麗博物館をつくる会」代表。2001年から「高麗博物館」(NPO)初代理事長。現在理事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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