出版社内容情報
森永・吉田二人組の「反転攻勢」宣言書
吉田「金銭フェチに陥った海賊の末裔たちのヤクザ資本主義は『人間の希望』の破壊です」
「われわれはいま、一九二〇年代に生きているという認識をもつ必要があるのではないか。こうした歴史感覚をもっていまを考えると、やっぱり平和や共同体的価値を大事にしようね、といった空気が生まれるのではないか」
森永「金の亡者、新自由主義者を全部山手線の内側に住まわせて、隔離する。一般庶民に感染させないようにするのが、日本にとっていちばんいい国造りだとまじめに考えています」「私たちにとっての雌伏の時代は終わった。これからは反転攻勢だ。この本はその反撃ののろしなのだ」
内容説明
絶望と希望を語る渾身の対論。この国は長い間、魔法にかかっていた。海賊資本主義の正体とは。
目次
第1部 森永・吉田対談(資本主義の大変動が起きている;無抵抗だった日本人;資本主義はどこまで暴走するのか;アンチ新自由主義の人間像)
第2部 対談をおえて(日本人の手にもう一度“未来”を(吉田司)
私たちが犯した失敗(森永卓郎))
著者等紹介
森永卓郎[モリナガタクロウ]
経済アナリスト、獨協大学経済学部教授。1957年東京都生まれ。東京大学経済学部卒。日本専売公社、経済企画庁総合計画局(出向)、三和総合研究所(現・三菱UFJリサーチ&コンサルティング)などを経る
吉田司[ヨシダツカサ]
ノンフィクション作家。1945年山形県生まれ。早稲田大学中退。著書『下下戦記』(大宅壮一ノンフィクション賞受賞、文春文庫)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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