出版社内容情報
本書では、国史跡指定「陣が峰城跡」(会津坂下町)をはじめ、史料が乏しい会津中世史を主に考古学の成果によりながら、詳しく、丁寧に紹介する。発掘された会津の中世が1冊にまとまった本書を読めば、いまも中世の風景が残る会津の姿がよみがえってくる。巻末には主な会津の中世遺跡や寺社などの史跡案内を載せる。本書を手に会津をめぐる歴史のたびに出かけよう。
目次
1 古代・中世の会津(会津史の深層と蜷河荘・藍津之城;十世紀~十一世紀の会津―遺跡から見た該期の様相;会津蜷河荘成立前後の様相;十二世紀の川湊とその風景―塩川町荒屋遺跡;藤原家長の請雨経―中世初期の会津恵日寺;新宮熊野神社と新宮城跡)
2 会津の中世遺跡(会津若松市 郡山遺跡―会津郡衙推定地;会津の経塚;会津美里町 向羽黒山城跡―蘆名氏の本拠;会津若松市 神指城跡―関ヶ原合戦前夜における上杉氏の動向)
著者等紹介
柳原敏昭[ヤナギハラトシアキ]
1961年生れ。東北大学大学院文学研究科准教授
飯村均[イイムラヒトシ]
1960年生れ。福島県文化振興事業団専門文化財主査(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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