内容説明
アニメの素人集団が映像革命を起こした。関係者たちの貴重な証言で初めて明らかになる「人間・吉田竜夫」の知られざる肖像。その終わりなき挑戦とタツノコアニメ誕生のドキュメンタリー。吉田竜夫直筆の秘蔵原画収録。
目次
京都に生まれて
浅草の夕日
異説『鉄腕リキヤ』
絵物語からマンガへ
それぞれのハリス無段
国分寺のパースペクティブ
その名は宇宙エース
マッハＧｏＧｏ“剛”
進化するタツノコ・ギャグ
ハッチの音楽会
泣くも笑うも決断ひとつ
白い翼の
鏡の中の顔
宇宙へ
そして夢
著者等紹介
但馬オサム［タジマオサム］
文筆人・出版プロデューサー。昭和３７年、東京生まれ。映画およびマンガの解説、Ｂ級犯罪、官能、猫、文化批評、近現代史など多岐にわたって執筆（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー
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seichan
2
何というか、素晴らしい画力とともに、非の打ち所がない人格者ぶりに感銘を受けた。アクの強い人の多い業界でこんなに懐の深い人がいたんだなぁ。ほとんど版権会社になってしまった今のタツノコは悲しいが、DNAは確かにあちこちで受け継がれている。それも世界で。2013/10/08
わとそん
1
まあまあ2014/02/08
富士さん
1
本書の主人公吉田竜夫さんにしても、手塚治虫さんや藤岡豊さんにしても業界に大家をなした方々はとても個性的で魅力的で、しかも野心的で冒険的なのは驚嘆です。昔はよかったと言うのは違うと思いますが、この方々の夢が今ある程度かなっているとも言えますし、次の目標が見えずに成熟の苦しみを抱えているのが現在とも言えるでしょう。アニメ草創期には先駆者の苦しみと楽しみを生きた人達が他にもいたのではないでしょうか。この世代の方々が次々と世を去る中、今吉田竜夫とその時代を書き残した著者はとてもいい仕事をされたと思います。2013/09/13
古本サバイバー
1
なんて懐のでかい人なんだ。吉田竜夫のこと全く知らないから読んでおこうくらいで読み始めた自分がその魅力たっぷりの人となりに夢中になってました。2013/08/30
海野藻屑
0
人生に空白の期間などないと知った。2017/06/20
