内容説明
おとぎ話の存在と思われていた、青い炎の殺人集団チャンドリアンに旅芸人の両親を殺されたクォート。復讐のため、そして自らの生き残りをかけ、彼は風の名前を呼ぶ秘術を学びに大学に赴くが―田舎宿屋の亭主に身をやつした伝説の英雄が語り起こす、壮大な物語の序章。綿密な世界観と複雑な人間造形に裏打ちされた、子供だましでない大人のためのファンタジー、ここに始まる。
著者等紹介
ロスファス,パトリック[ロスファス,パトリック][Rothfuss,Patrick]
1973年アメリカ・ウィスコンシン州生まれ。ウィスコンシン大学在学時から地元紙向けコラムの執筆や、ラジオのコメディ番組の脚本を手がける。2002年、7年以上独力で書き続けた「無血のクォート」をめぐる物語が「未来の作家」コンテストで優勝し、「キングキラー・クロニクル三部作」として出版されるチャンスを掴んだ。その第一部『風の名前』はクィル賞、アマゾン・ドットコム「Best Books of 2007」など数多くの賞を受賞
山形浩生[ヤマガタヒロオ]
1964年東京生まれ。大手調査会社に勤務のかたわら、小説、経済、ネット文化、コンピュータなど無節操なほどに広範な分野での翻訳および各種の雑文書きに手を染める
渡辺佐智江[ワタナベサチエ]
翻訳家
守岡桜[モリオカサクラ]
翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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詩歌
8
「誰かが何とかしてくれる」と信頼(依存)していると噛みつかれる。2018/11/10
一五
7
上卷読み終え 謎ばかり。クォートはなぜ 宿屋のコートになったのか? バストは何者? 殺戮集団は人か? 中、下卷に期待2020/07/24
作楽
6
本屋で文庫を見つけて、図書館で。 あまり世界観や名前の説明はなく、最初は読みずらい。けれど、慣れてしまえば、先をグイグイ読んでしまう。2018/05/24
ちはや
4
【図書館】脱落本。なんか話に入り込めず。2017/11/17
ケロたん
2
何度か読むのをやめようかとしたが、半分を過ぎた辺りから面白くなってきた。2019/03/16