内容説明
まもなく世界は動き始めるだろう。だがそれは「元に戻る」ことであってはならない。パンデミック・格差・気候危機への市民社会の提言。
目次
第1章 私たちはどこに立っているのか(災いはどこへ濃縮されていくのか―歴史研究から見た新型コロナウイルス;危機増幅のメカニズムらか逃れるために)
第2章 コロナ禍の世界から(韓国 市民社会の力―コロナ復興で進む農と食の取り組み;ブラジル 「命の権利」のために―二元論を超える貧困層の人びとの闘い;アフリカ 新型コロナワクチンを「国際公共財」に―感染症との闘いが鍛えた社会運動)
第3章 未来への提言(ポスト資本主義のビジョン―気候正義と“コモン”の再生を;自由貿易は人びとの健康・食・主権を守れない―“グローバル・コモン”を統治する公正なルールを;環境と生態系の回復へ―次なるパンデミックの前に;ミュニシパリズム(地域自治主義)がひらく世界―公共と自治を取り戻す
地域という希望―学校給食を核にした都市農村共生社会を)