目次
第1章 戦争賠償からODA大国へ
第2章 ODAによる経済利益の確保
第3章 ODAと政治・政治家
第4章 「反テロ戦争」下の援助―軍事化する援助
第5章 「ODAとNGOのパートナーシップ」再考
第6章 「援助される側の人びと」から見たODA
第7章 贈与と借款の功罪
第8章 ひとりひとりの生存と地球規模の社会保障に貢献するODAの提言
著者等紹介
村井吉敬[ムライヨシノリ]
1943年生まれ。上智大学アジア文化研究所所長、インドネシア民主化支援ネットワーク(Nindja)コアメンバー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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OnStack
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一、ODAには贈与と円借款(貸付)の二種類があり、日本は他国と比較し貸付が多い。アジア、アフリカの国は日本からの借金の多さの返済に苦しんでいる。二、戦後賠償で金ではなく、モノの賠償をすることで関連輸出が増加し日本は高度経済発展した。賠償委員が輸出経済省庁になったのもそのため。三、ODAをすることで、日本のインフラが作られ、メンテで日本企業を必要とする。ODAで作られる立派なホテルや病院は現地人は使ってなく旅行者のため。四、援助国はアメリカ同盟国や資源大国に偏り、貧困国の割合が少ない2013/06/07