ストーナー

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  • サイズ B6判/ページ数 344p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784861825002
  • NDC分類 933
  • Cコード C0097

内容説明

半世紀前に刊行された小説が、いま、世界中に静かな熱狂を巻き起こしている。名翻訳家が命を賭して最期に訳した、“完璧に美しい小説”。

著者等紹介

ウィリアムズ,ジョン[ウィリアムズ,ジョン] [Williams,John Edward]
1922年8月29日、テキサス州クラークスヴィル生まれ。第二次世界大戦中の1942年に米国陸軍航空軍(のちの空軍)に入隊し、1945年まで中国、ビルマ、インドで任務につく。1948年に初の小説、Nothing But the Nightが、1949年には初の詩集、The Broken Landscapeが、いずれもスワロープレス社から刊行された。また、デンヴァー大学で文学を専攻し、学士課程と修士課程を修めたのち、ミズーリ大学で博士号を取得した。1934年3月4日、アーカンソー州フェイエットヴィルで逝去

東江一紀[アガリエカズキ]
1951年生まれ。翻訳家。北海道大学文学部英文科卒業。英米の娯楽小説やノンフィクションを主として翻訳する。訳書に、ネルソン・マンデラ『自由への長い道(上・下)』(NHK出版、第33回日本翻訳文化賞受賞)など。また「楡井浩一」名義でも翻訳、総計200冊以上の訳書を残し、2014年6月21日逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

紅はこべ

196
東江一紀さんというとドン・ウィンズロウのイメージが強かったので、こんな静謐な小説を訳されていたのに驚いた。美しい小説ってある意味退屈。真剣に結婚を願った相手が実は添うべき相手ではなくて、結婚後に運命の恋に落ちるって、福永武彦の『海市』を思い出した。イーディスはヨーロッパ旅行に行ってから、プロポーズの返事をすべきだったのに。職場にも家庭にも敵がいるって辛い人生だな。2015/04/24

ケイ

172
ストーナー、名前に含まれるストーン=石という言葉に相応しい男。作家は、彼の人生を飾り立てることなく、愚直で妥協しない、黙々と生きる男を描いている。その描写は見事だが、作者にはイーディスやグレースにもっと優しい目を向けて欲しかったと思う。人生がストーナーには上々だったとしても、彼女たちにはもっと厳しいものであるように感じられた。私は圧倒的に「ブッチャーズクロッシング」の方が好きだな。2019/03/01

miyu

142
彼の、この人生。ごくありふれた、特に運に恵まれたとも思えない、ほんの些細な一生。自分のちっぽけな運命を淡々と受け入れているようにも見えるのに、譲歩できないことには頑ななまでに拒み棄て去る。そう、ストーナーはとても頑固な一生を送った人。あの妻、あの同僚、あの教え子の存在が立ちはだかろうと、彼はもしかしてけっして不幸せではなかったのではないか。なぜならば、結局は彼は思い通りに生きたのだから。思い通りに生きて、そして思い通りに逝ったのだから。言葉にするのは難しいくらいに感銘を受けた。なんて愛おしい人生だろう。2014/11/30

ケイ

138
再読。1960年代に書かれた話が半世紀後に欧州で爆発的に共感をよんだ理由を考える。中西部の農家出身の男の地味な一生。しかし、好きな事だけを選んだ結果で、不足はなかったとも言える人生だ。寡黙で優しい両親、少ないが一生の友、一目惚れした妻、しっかりとした家、可愛い娘、聡明な愛人があったではないか。そして何より文学、本、著作。どんな人にもそれぞれの物語がある。完全に満足のいくものなどないだろう。しかし、そう言う結論で済ませてしまえば、本質を見失う。奥にある深さ。決して譲れなかった精神。そして文学へのおもい。2021/09/18

どんぐり

118
2015年の第1回日本翻訳大賞読者賞受賞。訳者はドン・ウィンズロウの翻訳小説で知られる東江一紀氏。これが最後の仕事になった。本書の主人公ウィリアム・ストーナーはミズーリ大学の教員で、中世の文学研究と論文指導に明け暮れ、准教授より上の地位に昇ることはなかった。「成り上がれる才覚はあっても、それで押し通すには図々しさが足りない」と、同僚や学生からは偏屈学者扱い。結婚生活に恵まれず、新婚早々別居生活のような状態で、夫婦の心を通わせることもなくなっていく。大学では学科主任と対立し、その矢面に立ちながらも淡々と仕事2016/08/11

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