出版社内容情報
ドイツロマン派を代表する画家フリードリッヒの作品を通し、フロイトとハイデガーの思想を読み解く近代ドイツ精神史の総括。
内容説明
フロイトとハイデッガーに共通する核心。不安、死への志向、隠された本来性、命名し難いエス。時代を超えて継承されるドイツ・ロマン主義の精神。フリードリッヒの絵画を介して鮮やかに解き明かすドイツ近代思想の展開。
目次
序章 フロイトとハイデッガーをめぐる疑問
第1章 風景の発見
第2章 産出する自然
第3章 光と色彩のアレゴリー
第4章 崇高の美学
第5章 無意識を紡ぎ出す自我
第6章 発掘される民族と彷徨する郷愁
終章 再びフロイトとハイデッガーへ
著者等紹介
小林敏明[コバヤシトシアキ]
1948年、岐阜県生まれ。1996年、ベルリン自由大学学位取得。ライプツィッヒ大学教授資格取得を経て、ライプツィッヒ大学東アジア研究所教授。専攻は、哲学、精神病理学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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