内容説明
“脱税”“資金洗浄”など世界経済の負の側面を担うだけの“脇役”ではない。隠蔽されてきた“グローバル経済の中心”である。研究/実態調査を、長年続けてきた著者3名によって、初めて明らかにされる“タックスヘイブンの真実”
目次
第1部 タックスヘイブンの機能と役割(タックスヘイブンとは何か?;世界経済に及ぼしている影響―その統計的実態;タックスへイブンのメカニズム―媒介機関とシステム)
第2部 タックスヘイブンの起源と発展(タックスヘイブンの起源;大英帝国によるタックスヘイブンの発展)
第3部 国際政治におけるタックスヘイブン(先進国世界とタックスヘイブン;途上国の開発とタックスヘイブン)
第4部 タックスヘイブンの規制と攻防(タックスヘイブン規制の歴史的経緯;国際的・組織的規制の開始;二一世紀世界とタックスヘイブン;グローバル経済における富と権力を問い直す)
著者等紹介
パラン,ロナン[パラン,ロナン] [Palan,Ronen]
英国の政治学者。シティ大学ロンドンの国際政治経済学部教授。タックスヘイブンやオフショア経済研究の第一人者であり、世界的に高く評価される。著書は世界10か国で翻訳出版されている
マーフィー,リチャード[マーフィー,リチャード] [Murphy,Richard]
英国の公認会計士であり、「イギリス税研究所(TaxReserch UK,LLP)」代表。世界的なタックスヘイブン監視組織「タックス・ジャスティス・ネットワーク」の創設者であり、国際的な税の不正問題の実態に精通している
シャヴァニュー,クリスチアン[シャヴァニュー,クリスチアン] [Chavagneux,Christian]
仏の経済学者・経済ジャーナリスト。グローバル経済を分析対象とした月刊誌「Alternatives Economiques」副編集長。仏政府の経済計画庁やソシエテ・ジェネラルのエコノミストとして活躍。現在、英サセックス大学・グローバル政治経済センターの研究員でもある
青柳伸子[アオヤギノブコ]
翻訳家。青山学院大学文学部英米文学科卒業
林尚毅[ハヤシナオキ]
1965年、愛知県生まれ。現在、龍谷大学経営学部教授。専攻:多国籍企業論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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i-miya
ゲオルギオ・ハーン
jj
BATTARIA
綾瀬恵理@罪讀&痴讀&嬾讀涜書人―書架横溢―