内容説明
批判理論の頂点『否定弁証法』刊行に先立って行われたフランクフルト大学連続講義。実証主義、ハイデガーなどとの対決の中に批判理論の要諦を解き明かす必読の入門書。
目次
矛盾という概念
否定の否定について
否定弁証法は可能か
体系なき哲学は可能か
理論と実践について
存在と無の概念
「脱出の試み」
精神的経験という概念
思弁的な契機
哲学と「深さ」
否定弁証法について
著者等紹介
細見和之[ホソミカズユキ]
1962年兵庫県生まれ。現在、大阪府立大学人間社会学部准教授。博士(人間科学、大阪大学)。現代思想、比較文学専攻
河原理[カハハラマコト]
1967年大阪府生まれ。現在、松山東雲女子大学人文科学部専任講師。博士(人間科、大阪大学)。哲学、人間学専攻
高安啓介[タカヤスケイスケ]
1971年大分県生まれ。現在、愛媛大学法文学部准教授。美学専攻(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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