内容説明
戦中から戦後そして現在。親子二代の男女が紡ぐ哀しい生の綾模様。無用の豪奢に満ちた現代の魔都=京都の町で、現世に情緒の王国を求め、耽美と好色に生きる「大人たち」の宿縁。
著者等紹介
吉野光[ヨシノヒカル]
1938年、長野県生まれ。東京大学文学部美術史学科卒業。東京国立博物館勤務などを経て、仏教大学教授。『撃壌歌』(河出書房新社)により第二十八回文藝賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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