感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
よしだ
3
漫画とは何か理想と現実の間でもがきながらも答えを模索し続けた人々が確かに居たのだ、と痛感せずにはいられない。このような時代を経て今があると。短編集なのだが、映画を観ているような感覚だった(映画という単語がこの作品の感想に適切か悩む)「坂道」「うすのろ」「雪」「ラ・クンパルシータ」の流れが素晴らしく、個人的には「うすのろ」が一番好きな作品だ。2013/11/28
Hiroki Nishizumi
2
青いねぇ、そしてエネルギーに満ちているねぇ2022/09/10
たけのこ
1
永島慎二先生が描く、漫画家にまつわる悲喜こもごものお話をストーリー漫画として描いた作品です。唐沢なをき先生のやつしか読んだことなかったので、それじゃいかんだろうと思いまして。先生の実体験をもとに描かれているんでしょうね。残酷というか「現実」という感じかも。2023/09/06
Takao
1
2010年11月7日発行(初版)。著者永島慎二は2005年6月10日、67歳で死去。1961〜62年に貸本漫画誌に掲載された第1話〜10話までを収録。「赤貧」(1968年『漫画アクション』)を特別収録。漫画家としてデビューするまでの著者を支えた妹の早逝を描いた「非小説・白菊」も心を打つ。自分の目指す理想の仕事(芸術)か、それとも生活できる現実に妥協した仕事か、という永遠のテーマ。若き漫画家たちのドラマを描いた永島慎二の世界を懐かしく読んだ。2016/11/19
タク
0
1960年前後の漫画界を舞台に、漫画家やその卵達の悲喜こもごもを描く/藤子不二雄の短編を思い出した。このままSF突入するんじゃないかって空気ある2014/03/14