内容説明
中学三年生の冬休み―。除夜の鐘を聞きながら「煩悩」について思いをはせる瀬田歩のもとに、「ぼくの煩悩を二・五倍ぐらいの数値に跳ね上げ」ている元凶・秋本貴史が迎えにくる。元二年三組の仲間たちと一緒に初詣に向かう歩。いつものようにボケあい、ツッコミあいしながら歩いているうちに…。涙と笑いの大人気青春ストーリー、卒業に向けていよいよ物語も佳境に。
著者等紹介
あさのあつこ[アサノアツコ]
1954年岡山県生まれ。青山学院大学文学部卒業。『バッテリー』で野間児童文芸賞、『バッテリー2』で日本児童文学者協会賞、『バッテリー』シリーズで小学館児童出版文化賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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jima
20
「笑っても何も変わらない。孤独も貧困も戦争も困難も、現実の中に生々しくある。笑いでそれを消し去ることはできない。でも、腹の底から笑うことができたのなら、人は現実から逃げないでいられるのかもしれない。戦うことができるのかもしれない。」2018/02/15
ちろ
12
あまりに長いこと買ったまま放置しすぎて、かなりいろいろと忘れてる…。最初から読み直さないとダメだなぁ。今回は歩が漫才を始める覚悟をしかけてる…ぐらいの感じ?物語としては好きなんだけど、漫才の部分がどうにも…面白いと思えないです、ゴメンナサイ。とてもプロを目指せる感じがしないのだけれども…そこが残念。2011/02/22
yourin♪
11
久しぶり~~に続きを読んで、シリーズ読了しようと思う。 中学3年の大晦日から元旦にかけてで1冊。 「あゆむ~」「名前のばすな」がちょっとしつこいけどw みんなそれぞれ家庭の事情や自分の将来について考えて悩んで成長していくのね。チーム・ロミジュリのみんな、がんばれ!2014/05/04
ジュール リブレ
10
受験を前に初詣。大人の事情も絡んできて。だんだん成長してきたな、と。病院での漫才披露のシーンが泣かせるな。2014/04/29
こげぱん
10
歩もようやく漫才する覚悟ができたのか・な?でも2人の会話が始終漫才モードだったのでちょっと読むのがつかれました。今回は蓮田くんにスポットがあたってましたね、出番は殆どなかったけど。チーム・ロミジュリみんな仲良く高校受験ファイト!2010/07/27