内容説明
桜舞う4月。元男子校の男子ばかりの高校に入学した奈緒、ノリコたち。彼女たちが選んだ部活はカッコイイ先輩がいる吹奏楽部だった。思った以上にキツイ練習、思いがけない事件、そして恋と友情。さまざまな出来事によって彼女たちは成長していく…。高校の吹奏楽部を舞台に、等身大の女の子たちの日常を瑞々しいタッチで描き出す…。『ビート・キッズ』の著者による、もうひとつの青春音楽小説。
著者等紹介
風野潮[カゼノウシオ]
196★年大阪生まれの大阪育ち。97年、中学の吹奏楽部を舞台にした『ビート・キッズ』(講談社)で講談社児童文学新人賞を受賞。98年、同作で野間児童文芸新人賞、椋鳩十児童文学賞を受賞。同作は2005年、相武紗季主演で映画化もされた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ちょこまーぶる
58
ちょっぴり心が癒される一冊でした。男女共学になって入部した数少ない女子部員たちをそれぞれ主人公にした吹奏楽部の2年間の話でした。いろんな事情を抱えて入部した彼女たちが、新たな出会いから自分の殻を少しずつ破っていく姿がまさにモデラート(中くらいの速さで、穏やかに)の様で、読んでいても各章ごとに穏やかに温かくなることができた気がします。そして、こんな感じで大人になっていくんだろうなと言う姿も垣間見ることができて、彼女たちを応援したくもなりましたね。これから、入部する新入生に読んでもらいたいですね。2016/04/01
チガ
20
元男子校の吹奏楽部に入部した女子高生たち。一つのエピソードがとっても短く、視点も前半は四人で、後輩が入ってからは合計八人になり、良くも悪くもさらりと読むことが出来ます。微笑ましく爽やかな青春小説。2013/06/20
あー
14
登場人物が多くて、頭の中がぐちゃぐちゃになったけど、とても楽しく読みました。色んな伝説もできてびっくりした。2020/09/17
sarie
11
高校の吹奏楽部が舞台の何気ない日常を描いた青春音楽小説。 何気ない日常を淡々と描いた作品は他にも読んできましたが、今回は何も心に残らなかった感じです。 読み易いのは良いのですが、全体的に薄い感じがしました。2016/08/25
蕭白
7
少し吹奏楽に縁ができたので再読しました。2014/03/29