内容説明
おばあちゃんが急に「ほたる館を継げ」と言い始め、自分で将来を決めたい一子は反発する。でも、悲しそうなおばあちゃんの顔を見るのはつらい―。はっきりとした性格の一子の心にも、素直に気持ちを伝えられないもどかしさが募っていく。どうすることもできない葛藤の中で、大切なものを見つけ出そうとする少年少女を描いた大好評シリーズ、待望の第二弾。
著者等紹介
あさのあつこ[アサノアツコ]
1954年岡山県生まれ。青山学院大学文学部卒業。『バッテリー』で野間児童文芸賞、『バッテリー2』で日本児童文学者協会賞を受賞。2005年『バッテリー』シリーズで第54回小学館児童出版文化賞を受賞した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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calaf
12
親は子を思い、いろいろな事をする。子は時に、それを煩わしく思う。まぁ、それはいつの時代もどこでも同じなのかなぁ...あ、この話は親子ではなく祖母と孫の関係ですが。2016/09/01
紅
3
再読。一子の真っ直ぐさがすごく愛しい。おばあちゃんじゃないけれど、私も一子が好きだ。2013/04/04
うりぼう
2
長女が小さかったころ、夏の夜に近くの小幡緑地公園へ行き、ほたるを観た。きれいだったなあ。娘も今は、大学生。2007/02/17
seaside
1
田舎の小さな温泉宿、ほたる館を経営する家の孫娘、一子ちゃんのお話2冊目。旅館の仕事の手伝いをするしっかりもので、思ったことはぽんぽん言うはきはきした子。親友の雪ちゃんとの学校生活に加え、今度は柳井くんという転校生も絡んで、彼女の日常が回っていく。商売の家でもなく、田舎でもなく、私とはまったく違った環境。ってか、母親目線で見る話なのか?なぜかこの話は自分を小学生のいっちゃんに投影して読んでしまう。そんな不思議な魅力のある本。2010/09/02
Y89
0
一子ちゃん、がんばれ!2013/06/03