ピュアフル文庫
The MANZAI〈1〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 238p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784861762536
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

やたらと暑い十月最初の木曜日―転校生の瀬田歩は、サッカー部の次期キャプテンと噂される秋本貴史に呼びだされた。貴史とほとんど口をきいたことのない歩には、その理由がわからない。放課後の駐輪場で「なぐられっぱなしだけはいやだ」と唇をかみしめる歩。ところが、彼の耳に入ってきたのは、思ってもみなかった貴史からの申し出だった…。対照的なキャラクターの中学生が出会い、葛藤するさまを、繊細かつユーモラスに描いた青春小説シリーズ第一弾、待望の文庫化!巻末に、直木賞作家・重松清と著者による特別対談を収録。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

かな

46
あさのあつこさんはランナーシリーズ以来です。まずこの本を読んでの第一印象は、宗田理さんの「ぼくら」シリーズをちょうど読んでいるので根本的なところは一緒なのかなぁと。とにかく先生たちの思惑と子供達の想いが違うんです。まぁ当然といえば当然なんですけど。書かれた年代は違えど今も昔も根本はかわらないのかなぁ。昔は問題にされなかったことがいまの時代には大きな問題になっているとか時代背景は変わりつつあるが、変わらないのは子供たちの自由でありたいという気持ち。これはいつの時代も普遍的なものであると信じたいです。2022/09/11

神太郎

35
あさのあつこは読みやすいですな、やはり。瀬田は秋本からいきなり漫才をしよう!と誘われ…。バッテリーの頃とは違いユーモアさが増えたような気がする。あるあると思ったのは文化祭のクラスの出し物でロミジュリを漫才風にアレンジして上演することになるが最後には先生たちをだしに使って笑いを取りに行くシーンは見ててやるやると思った。第三者は何が面白いんだと思うけど学生の時ってこういう内輪ネタが面白かったんだよなぁ。無礼講もこのときばかりは許されるもの…だよね?メグの勘違い?もどう解決してくのか。2022/01/06

ゆき

26
あさのさん初読み。さらっと読めました。「本を読んでいる」という感じがしなかった。関西弁の会話が自然だからか、映像で観ているようようでした。主人公達がこれからどう成長していくのか楽しみです。2019/06/26

あつぼう

21
青春してるなぁ~。大阪の学校って友達同士の会話が漫才みたいなんで共感出来ました。自分自身の学生生活を思い出しながら読んだけど、文化祭に向けてクラスが一つになっていくあの感覚が懐かしかったです。ただ文字にすると間などがなくてイマイチ会話の面白さが伝わってこなかったのが残念。まぁ~それは仕方ないですね(笑)。中学校が舞台やけど歩や仲間が背負ってる過去が重たいけど、乗り越えて前進していこうとする姿勢がいいですね。そこには家族や仲間との絆がありました。2人の漫才、そして仲間達との今後が読みたいので続編が楽しみ。2012/01/19

jima

17
二人の背景。文化祭でロミオとジュリエットを漫才で行う2018/02/13

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