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相倉久人の超ジャズ論集成 - ジャズは死んだか!?

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  • サイズ A5判/ページ数 356p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784861710124
  • NDC分類 764.7
  • Cコード C9473

出版社内容情報

ジャズが成熟し先鋭化していった“情況”のまっただなかで書かれた相倉久人のジャズ論を集大成。歴史的名著『ジャズは死んだか』も全文収録。巻頭に山下洋輔による相倉久人論“私的相倉久人像60's”を収録。

●『モダン・ジャズ鑑賞』(1963年)に始まり、『ジャズからの出発』(73年)で終わる相倉久人のジャズ論から今日でも充分に読みごたえのあるものを精選したジャズ・ファン必読の名著がいま甦る!

●主に雑誌・新聞のために書かれたそれらエッセイに、歴史的名著『相倉久人の“ジャズは死んだか”』(77年)を加えた待望の一冊!

●これら「生きた人間がその感情と思想をこめて語ったジャズ論」は、すべてのメディアが情報一辺倒となった現在、音楽を単なるアクセサリーとしてではなく真剣に聴き入るジャズ・ファンの関心を確実にとらえること間違いなし!

[構成]
■はじめに 私的相倉久人像60's 山下洋輔

第1部 ジャズとその時代

第1章 ジャズという音楽
呪術としてのジャズ
失われたリズムを求めて
ジャズ的思考法

第2章 ジャズ、六〇年代
ジャズの長い暑い夏
民族音楽としてのジャズ
リズムの祭儀性を超えて

第3章 ジャズ――構造と歴史
ジャズの表現構造あるいは活性化理論
ジャズ史のモデル
ジャズの聴衆
ビ・バップ革命
ファンキー派のジャズ
ポップ・ジャズの周辺
前衛と主流

第4章 ジャズは誰のものか
黒人/劣等感/そしてジャズ
黒人ジャズとの連帯は可能か
ジャズ革命論序説
ニュー・ロックに至る長い序章

第5章 日本ジャズの過去とその後
日本人とモダン・ジャズ
階段を降りるとジャズがあった
ジャズに生きる若者たち
佐藤允彦の渡米と日本のジャズ
日本ジャズの問題
狂気の組織者よ造反せよ!


第2部 ジャズ100年史―ジャズは死んだか

第1章 アフロ・アメリカ音楽の誕生
地図の上のアメリカ
港町ニューオーリンズで

第2章 シカゴからスイングへ
禁酒法下のシカゴで
二〇年代のニューヨークで
スイング、スイング、スイング
中西部のカンザスから

第3章 モダン・ジャズの誕生
ビ・バップ
モダン・スイング
ウェスト・コーストへの道のり
クール・ジャズ

第4章 ジャズの発展と多様化
デューク・エリントン
ハード・バップ
ポップ・ジャズ
フリー・フォーム

第5章 コルトレーン以後
ジョン・コルトレーン
“ジャズ”七〇年代
マイルス・デイヴィス

解説 ジャズの60年代と相倉久人(村井康司)

【プロフィール】
相倉久人(あいくら・ひさと)――1931年、東京生まれ。東京大学文学部美学科中退。学生時代からジャズに傾倒し、評論家に。70年代以降は、活動範囲をポップスやフォークの分野にも広げる。主な著書に『モダン・ジャズ鑑賞』『現代ジャズの視点』『ジャズからの挨拶』『相倉久人のジャズは死んだか』など。


※『モダン・ジャズ鑑賞』(1981年 角川書店)、『現代ジャズの視点』(1982年 角川書店)、『ジャズからの挨拶』(1968年 音楽之友社)、『ジャズからの出発』(1973年 音楽之友社)、『ジャズは死んだか』(1977年 音楽之友社)をもとに編集制作。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

aquirax_k

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とりあえず、「ジャズは死んだか?」だけでも読んでみるといいかも。

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