内容説明
国家とは何か。人類史上での出現過程から、その実態にせまる。国家はなぜ、どのように人類社会のしくみとなったのか。当時の人々の生活世界を手がかりとしてその成り立ちをあきらかにし、国家を由来から問い直す。
目次
第1部 国家/帝国という問題枠(国家の一般理論;国家形成の概念化)
第2部 西アジア国家形成への視点(西アジア国家形成概要;西アジア国家形成への視点)
第3部 領域国家形成期における地域統合プロセスの事例(西アジア辺境山岳地帯の概要;人間関係の階層化―前15世紀から前13世紀;活用域の拡充―前13世紀から前8世紀;統合秩序の再編―前8世紀から前6世紀;在地社会の文明化―前6世紀から前4世紀;地域統合プロセスの復元;地域統合プロセスの画期)
著者等紹介
有松唯[アリマツユイ]
東京大学文学部卒。東京大学大学院人文社会系研究科修士課程修了。2011年リヨン第2大学博士課程修了、文学博士(オリエント・地中海研究所との共同指導)。日本学術振興会特別研究員(PD)を経て、2014年より東北大学学際科学フロンティア研究所助教(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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