開拓団の満州―語り継ぐ民衆史〈3〉

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  • サイズ B6判/ページ数 300p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784861280900
  • NDC分類 211.5
  • Cコード C0095

内容説明

多くの兵士・商人・技術者・そして開拓団員が日本から渡り、侵略の担い手となった。そして60年前、満州国はソ連軍の参戦、そして終戦と共に崩壊した。とりわけ、満州に送られた『開拓団』の末路は悲惨であった。見捨てられた彼等は、満州の奥地から避難列車や徒歩で祖国を目指した。国家に、見捨てられた人々…。北海道出身の開拓団員20名の運命のルポルタージュ。

目次

第1章 哈達河開拓団と麻山事件(麻山谷にて;麻山事件と鈴木幸子さん ほか)
第2章 満州開拓団の運命(佐渡開拓団事件と清和開拓団;柳毛釧路開拓団とは ほか)
第3章 方正県と開拓団(方正県と南靠山屯開拓団;方正に残された人々 ほか)
第4章 哈爾浜と瀋陽(阿城収容所の場合;哈爾浜にて;七三一部隊;瀋陽にて;「開拓団」とはなにか)

著者等紹介

蓑口一哲[ミノグチカズノリ]
1960年北海道生まれ。1982年中央大学文学部史学科卒。96年からシルクロードを中心に取材旅行を開始。近年、戦争体験者の掘り起こしを始める。北海道本別高等学校教諭。北海道帯広市在住
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