内容説明
プロじゃなくても「デザインの正解」は導き出せます。デザインを資産として完全に機能させるための方法を、「ポジショニング」と「トーン・アンド・マナー」という手法を組み合わせて、分かりやすく具体的に紐解きます。デザインと正しく向き合うための本。
目次
1 売れるデザインのしくみを考える(もう、ハズレのデザインを作っている暇はない?!;はずれないデザイン戦略を探せ!;ポジショニングデザイン=トンマナ攻略のススメ)
2 売れるデザインのしくみを使う(使える、実践デザイン戦略;実践、トーン・アンド・マナー―トーン・アンド・マナーを使う;実践、トーン・アンド・マナー―デザインの印象を守る)
Appendix ポジショニングデザイン実践ワーク
著者等紹介
ウジトモコ[ウジトモコ]
アートディレクター。多摩美術大学グラフィックデザイン科卒。広告代理店および制作会社にて三菱電機、日清食品、服部セイコーなど大手企業のクリエイティブを担当。1994年ウジパブリシティー設立。デザインを経営戦略としてとらえ、採用、販促、ブランディング等で飛躍的な効果を上げる「視覚マーケティング」の提唱者。ビジュアルディレクターとして数多くの企業の新規事業開発、事業転換期のデザイン戦略を立案。視覚戦略を駆使したパフォーマンスの高いクリエイティブに定評がある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
柊
8
デザインは個性の主張ではなく、その用いる場所に合わせた雰囲気を地盤に設定する。それがトーンアンドマナー。雰囲気に合い、多くの人にとってのグッドデザインを追求する。それがしっかりできる人こそ「センスのいい人」。2019/04/03
サメ社会学者Ricky
6
六読目。以前課題図書として読んだときは、デザインの技術に目が向いたが、マーケティングについての本のすぐ後に読み直すと、「売れるデザイン」という部分にフォーカスして読むことができた。同じ本を読み返すことは無論大切だが、読書の組み合わせも考えてみるとまた違った視点が見えるだろう。2015/03/20
がっち
5
デザインの素人てか、全く絵心がわからない人間だが。デザインって奥深いなぁと感じた本。同じ道具で写した写真やグラフィックでもまったく異なるのだなぁと実感するとともに、広告デザインは第一印象であるというのには納得。B2011/02/09
サメ社会学者Ricky
3
五読目。2014/11/22
デビっちん
3
デザインは潜在意識に訴えかけるマーケティング戦略であり、多くの人が、様々なものの価値をぱっと見の印象や雰囲気で決めてしがいがちである。。すべてのデザインには、出発点とゴールがある。デザインをトータルで考え、「雰囲気や世界感」を表す「トンマナ」を意識する。対象を分析し、ポジショニングを意識することで効果的なデザインになると感じた。狙って「間」を作るホワイトスペースの考え方が参考になった。あるものを見るとき、人は目でみているのではなく、今までの知識や経験から頭で判断している。デザインと読書は似ているのかな。2014/11/14