決してあきらめないあきらめさせない―障害者、難病患者の日常を克明に追いかけたドキュメント

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  • サイズ B6判/ページ数 267p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784860860387
  • NDC分類 369.27
  • Cコード C0036

内容説明

できないことはたくさんあるが、できることもたくさんある。できることをさらにのばすためには、どうしたらいいのか。

目次

第1章 夢は決してあきらめないことで実現する―世界ではじめて四年制大学を卒業したダウン症候群症者・岩元綾の場合(ダウン症候群をもって誕生;葛藤があったから ほか)
第2章 からだが動かないからこそ、患者の立場に立った医療をめざす―電動車いすで院内を駆けめぐる四肢まひの精神科医・荻田謙治の場合(元通りにはならないかもしれんなあ;「どうしても医者になるんや」 ほか)
第3章 おれらは陽気な難病患者―難病のロックギタリスト・石黒剛志たちの場合(この病棟の連中は妙に明るいんだ;目標は、尊敬されるギタリスト ほか)
第4章 いわれなき「二次障害」と闘うために、徹底的に「むき」になる―より質の高い授業をめざす全盲の数学教師・窪田巧の場合(「あと十年しかもちませんよ。あなたの視力」;「障害をもった状態で生徒の前に出すのは気恥ずかしい」 ほか)
第5章 それでもコミュニケーションできるんだ―困難と向きあいながら、あざやかに発達を遂げる盲ろう児・森敦史の場合(見えないこと、聞こえないことが、日常;それは「奇跡」なんかじゃない ほか)

著者等紹介

清水哲男[シミズテツオ]
1954年京都市生まれ。同志社大学文学部卒。職を転々とし各地を放浪の後、執筆活動をはじめる。主に弱者と呼ばれる人々や市井の人々の暮らしの現場、様々な労働の現場に入り、実体験を頼りに思考し、書き続けている。1997年春より鹿児島市在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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