SBC学術文庫<br> ナポレオン戦争〈第5巻〉―欧州大戦と近代の原点

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SBC学術文庫
ナポレオン戦争〈第5巻〉―欧州大戦と近代の原点

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  • サイズ A5判/ページ数 290p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784860750282
  • NDC分類 235.06
  • Cコード C3322

内容説明

軍事史の不朽の名著の最終巻。補論「ヴァルミーから現代へ」、全巻を通じた総合総索引を付す。

目次

第16部 「祖国は危機にあり」―一八一四年の遠征・ナポレオンの退位(時間稼ぎ;危険な開戦;素早い回復;シュヴァルツェンベルクの失墜;北方における阻止 ラン;最後の賭け アルシと皇帝退位)
第17部 百日天下の遠征―ナポレオンのエルバ脱出から最後の敗北まで(ル・カイユでの会見;皇帝のご帰還;ブリュッヒャーへの猛攻;ネイ元帥の見込み違い;最後の移動;ワーテルロー;追記)

著者等紹介

チャンドラー,デイヴィッド・ジェフリ[チャンドラー,デイヴィッドジェフリ][Chandler,David Geoffrey]
1934年イギリス生まれ。オクスフォード大学キーブル・コレッジ卒業。1960~94年サンドハースト王立陸軍士官学校戦史部教官(1980~94年主任教官)。イギリス軍事史学会名誉会長、王立歴史学協会・王立地理学協会各会員、国際ナポレオン協会学術顧問。18~20世紀のヨーロッパ軍事史に造詣が深く、その功績で1991年オクスフォード大学より名誉博士号(D.Lit)を授与される。海外での評価も高く、国際軍事史学会副会長、オハイオ州立大学・ヴァージニア軍事研究所・アメリカ海兵隊大学校で客員教授も務める

君塚直隆[キミズカナオタカ]
1967年東京都生まれ。上智大学大学院文学研究科史学専攻博士後期課程修了。神奈川県立外語短期大学助教授。博士(史学)。専攻は近代イギリス政治外交史

糸多郁子[イトダイクコ]
1964年東京都生まれ。津田塾大学大学院文学研究科博士後期課程満期退学。桜美林大学短期大学部英語英文学科助教授。専攻は近現代イギリス文学

竹村厚士[タケムラアツシ]
1966年神奈川県生まれ。一橋大学大学院経済学研究科博士後期課程在学中。専攻は近代フランス兵制史

竹本知行[タケモトトモユキ]
1972年山口県生まれ。同志社大学大学院法学研究科政治学専攻博士後期課程在学中。花園大学非常勤講師。専攻は近代日本兵制史
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ゲオルギオ・ハーン

26
最終巻はライプチヒの戦い直後からワーテルローの戦いまで。没落してしまう時期だがそれでもナポレオンは軍事的才能を発揮する。しかし、最盛期から考えると何かが欠けている。ライプチヒの戦い直後は戦略的劣勢な状況で軍を立て直し、三連勝する。しかし、戦略的には悪あがきに過ぎず、大局を見失い退位することになる。ワーテルローでは前哨戦でプロイセン軍を敗走させ、戦略的に有利に立ちながら軍の運営や戦術的に致命的なミスを連発し、敗北してしまう。20年以上戦争を続けていたナポレオンは心身ともに限界だったのかもしれない。2023/07/22

望蜀人

1
なんというか。かんというか。大好きです。この時代。ワーテルローの映画を見たあとに読みはじめたのでこの巻から。邦訳されているなかでは最も詳細。2010/01/31

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