出版社内容情報
物理数学を開設する本書は、高校数学の領域を超える部分もあるが、読者が思考の流れを止めないためにも数式をしっかりと示していく。
小惑星イトカワから無事に帰還した「隼」の快挙は物理理論が数学的に表現されることによってその軌道を正確無比に計算できたことが一つの要因でした。そんな物理数学を解説する本書では、高校数学の領域を超えている部分が多くありますがそれは必要と思われたものばかりです。さらに思考の流れを止めないために数式をしっかりと示しています。最終的な目的は論理、概念を理解することです。
【著者紹介】
一石賢(かずいしけん)立命館大学理工学部物理学科卒。現在、金子システム研究所代表。翻訳、各種ソフトウェアの開発およびサイエンスライターとして活躍。主な著書に、『道具としての物理数学』、『Aha!量子力学がわかった!』(ともに日本実業出版社)、『TurboPASCALプログラミングテクニック』(JICC出版局、金子守宏名義)など。
目次
微分で物理現象をひもとくと
積分は微分の逆演算
微分方程式が自然界を記述する
テイラー展開は近似値計算の女王
偏微分と重積分で多変数に対応する
複素関数で虚数世界を探る
複素積分を使って“難解積分”を解く
ベクトルで古典力学を理解する
線型代数が多変数処理に力を発揮
ベクトル解析で「場」を理解する
量子力学の世界に踏みこむベクトル空間
波動関数はヒルベルト空間で表わされる
フーリエ変換で「波」の見方を変える
使える“特殊な微分方程式”
ガンマ関数と積分
解析力学でニュートン力学をひもとくと
著者等紹介
一石賢[カズイシケン]
本名、金子守宏。1957年生まれ。立命館大学理工学部数学物理学科卒業。金子システム研究所代表。現在、翻訳、各種ソフトウェアの開発およびサイエンスライターとして活躍中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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