図解 ピケティ入門―たった21枚の図で『21世紀の資本』は読める!

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  • サイズ A5判/ページ数 160p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784860637408
  • NDC分類 331.82
  • Cコード C0030

内容説明

「21世紀の資本」は経済をテーマにした歴史書だ!英語版“Capital in the Twenty‐First Century”を読み、日本語版『21世紀の資本』を主席訳者山形浩生氏から献本された著者は、この本をどう読み解いたのか―。「21世紀の資本」のその先とは?日本語未翻訳のトマ・ピケティの論文(要約)掲載!

目次

1 21枚の図で『21世紀の資本』を読んでみよう!
2 結局のところ、ピケティは何を言いたいのか?
3 『21世紀の資本』その先の可能性―ピケティからの「返答集」(日本語未翻訳論文)要約

著者等紹介

高橋洋一[タカハシヨウイチ]
1955年東京都生まれ。都立小石川高等学校(現・都立小石川中等教育学校)を経て、東京大学理学部数学科・経済学部経済学科卒業。博士(政策研究)。1980年に大蔵省(現・財務省)入省。大蔵省理財局資金企画室長、プリンストン大学客員研究員、内閣府参事官(経済財政諮問会議特命室)、内閣参事官(首相官邸)等を歴任。小泉内閣・第一次安倍内閣ではブレーンとして活躍し、「霞が関埋蔵金」の公表や「ふるさと納税」「ねんきん定期便」など数々の政策提案・実現をしてきた。2008年退官。現在、嘉悦大学ビジネス創造学部教授、株式会社政策工房代表取締役会長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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Kentaro

49
ピケティは、世界の地域格差の変遷や人口増加率、GDP成長率の推移や予測を2000年分の大量のデータから図解し、資本収益率rはつねにGDP成長率gに勝るため、放っておけば格差は拡大しつづけると結論づけた。 特にピケティが重要視して取り上げたのは、いずれも格差の状況を垣間みることができるデータだ。 それらを示すことで、r>gが歴史的な事実であり、かなりの確率で将来的にも続く傾向だということを示す、いわば「補強証拠」とした。 この是正には、より富めるものから税を徴収し、社会に分配することが格差の是正に繋がる。2020/07/15

どんちん

38
解説本だけあって、理解しやすかった。もっとも、逆にそれだけ、表層面での内容ということ。これを読んで、21世紀の資本をとうてい理解できたということではなく、あらすじがわかった気がするレベルってとこというほうが正解かな。ここから「21世紀の資本」に手がのびる…はないなw もう1、2冊この手の本を読んで、もっとわかった気になって、それで十分でしょうww2015/09/15

うっちー

29
あの壮大な経済書が短時間で理解できた気にさせてくれます2015/06/30

白義

19
経済成長のスピードよりも資本家が資本から利益をさらに得るスピードの方が早い。大戦と恐慌の影響で現代ではそれが一時的に逆転していたが、今後はどんどんお金持ちがさらに富む社会になって格差が拡大するだろう──というのを728ページかけてじっくり語ったピケティ本を図表をふんだんに使って圧縮解説。主席訳者の山形氏がついに出たまともな解説書と推薦する通り、原著に当たる体力がなく教養として抑えておきたいだけなら本書で十分だろう。ピケティがクズネッツの仮説を覆した学問的な影響なども指摘されていて薄い本だが的は射ている印象2016/01/28

17
リミテッド ●欧米 アフリカ、アジア間の格差は20世紀終盤から徐々に縮まっている ●物価とはモノとカネのバランス。カネがモノより溢れればデフレ。逆はインフレ ●三面等価 生産 分配 支出の三つが同じという理論。お金は世の中をぐるぐる回っているから結局全て同じ値 ●資本収益率r>成長率g。放っておけば格差は拡大 ●是正するには国際協調のもとで累進課税。相続税 ▷よくわからなかった。。所得の再分配で格差を是正することくらいは分かった 涙2020/07/13

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