内容説明
民俗学者とは何か?自らを塵埃の野に解き放ち、真っ正直に常に躯を張って対象に対峙して歩き続けてきた一人の民俗学者、大月隆寛。その二十五年の成果を集めたぜ~んぶ民俗学評論集。
目次
おふくろの味・考
「下宿」の思想
「その他おおぜいの素人」の誇りと栄光を、今、正しく取り戻すこと
素人の誠実、玄人の技術
それは「詐欺師」ではなかったりする、かも知れない
「異文化」なんてもの言い、今すぐ忘れちまいなよ
うまく「オヤジ」になってゆくための知恵
僕たちの失敗―あるいは、違和感から価値を創る、ということ
「それぞれ」の豊かさ
「歴史」をほどく耳〔ほか〕
著者等紹介
大月隆寛[オオツキタカヒロ]
昭和34年、兵庫県生まれ。民俗学者。早稲田大学法学部を卒業後、成城大学大学院文学研究科へと進み、国立歴史民俗博物館助教授等を経てフリー。NHK「BSマンガ夜話」の司会としても活躍
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