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出版をめぐる冒険―利益を生みだす「仕掛け」と「しくみ」全解剖

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  • サイズ A5判/ページ数 277p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784860590178
  • NDC分類 023.1
  • Cコード C0000

出版社内容情報

■著者からのメッセージ
“発展”ばかりが正しいとは限らないものの、出版が黄昏れる産業であることは間違いありません。制度的な疲労を来たし、読者の紙媒体離れが進んでいます。けれども、逆境を嘆くばかりではつまらない。その逆境を逆手に取ったり、すり抜けたり、あるいは正対して、真っ向勝負を挑んだり、やれることはまだまだあるはずです。そんな観点から、様々な実践を試みた出版社の“挑戦”を聞き取り、まとめたのが本書です。この本から出版産業の別の側面も読み取っていただければうれしく思います。

内容説明

本書では、メーカーサイドに焦点を当てて、注目の出版社、好調な出版社を取り上げた。

目次

第1部 オンリーワンを目指せ!―小出版社の挑戦(出版流通に風穴を開ける―ディスカヴァー・トゥエンティワン;子育て&ファミリーに特化した強力ブランド―メイツ出版;雑誌とネットの複合ビジネス―スターツ出版;パートワーク市場の征服者―デアゴスティーニ・ジャパン;新興出版社の奇跡―トランスビュー;価格破壊の立役者―大創出版;電子出版のもつ無限の可能性―ボイジャー)
第2部 常識を捨てろ!―中堅出版社の生き残り戦略(児童書ジャンルのリードオフマン―ポプラ社;専門書・学術書の深堀り術―ミネルヴァ書房;翻訳文芸書は宝の山だった―求龍堂;地域情報誌の全国進出―京阪神エルマガジン社;ヒットを支えるデータ重視の販売術―筑摩書房;読者と向き合う本づくりを徹底する―農山漁村文化協会)

著者等紹介

長岡義幸[ナガオカヨシユキ]
出版ジャーナリスト。1962年、福島県生まれ。国立福島高専卒業、早稲田大学第二文学部3年編入学後、中退。出版業界紙『新文化』記者を経て、現在フリーランス(インディペンデント)記者。関心分野は出版流通、表現の自由、子どもの権利、労働問題など
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ステビア

14
12の版元の取り組みを紹介。直販で有名なトランスビューやディスカヴァー21、学術系中堅のミネルヴァ書房・筑摩書房などなど。とてもいい本。おすすめです。2015/04/12

minoguchi

2
10年前の発行なので、すっかり様子が変わってしまっているところもある一方で、しかし今でも(そして多分、紙でもデジタルでも)通じる基本的なスタンスも改めて。『編集と営業が一体となって売れるための<仕掛け>と<しくみ>づくりに邁進する、出版再生の鍵はまちがいなくここにある』2014/09/14

初瀬川 翠

0
出版界の構造・仕掛けが面白かったです。2009/07/06

sushiboy

0
出版業界の方にぜひ読んで欲しい良書。業界における仕掛けや仕組みって、内部にいる人ほど実はよく見えてないような気がする。あくまで私見ですが。2007/08/02

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