内容説明
人はみな「プライド」という衣をまとって生きている。作者はこのやっかいなものを個人のプライドと民族の誇りの両方を鮮やかに分析。人は何で生きるのか?人間を知りさわやかな生き方を知るエッセイ。
目次
第1章 誇りと自尊心
第2章 いやしむべき誇り(優越感)
第3章 安っぽい誇り(ミエ)
第4章 吾一の場合
第5章 旧ソ連の場合
第6章 競争と誇り
第7章 承認
第8章 尊厳なき経済大国
第9章 男のこけん
第10章 思いやり
増補 「9・11」アメリカ同時多発テロ以後
著者等紹介
河津千代[カワズチヨ]
1935年埼玉県秩父市に生まれる。成蹊大学政治経済学部卒業。日本西洋古典学会会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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むっちょむ
5
図書館にあった本でつい気になって借りた本。 一番はじめに書かれたのが今から20年くらい前(新たに書き足された章もあるけど、それも10年くらい前になっちゃってるし)なので、やっぱり内容が古~い。。日本人みんなが中流だと思っていたとか、あぁなつかしい!!それに作者の主観が出すぎで鼻につくなぁと思いながら読んでいましたが、湾岸戦争、同時多発テロのアメリカや、イスラム原理主義の作者なりの解説など、さすが中学生を対象に書いてるだけあってわかりやすかった。 不感症になることの恐ろしさを感じさせてくれる本でした。2014/06/25