内容説明
時は乱世。天下統一を目指す秀吉の軍勢が唯一、落とせない城があった。武州・忍城。周囲を湖で囲まれ、「浮城」と呼ばれていた。城代・成田長親は、領民から「のぼう様」と呼ばれ、泰然としている男。智も仁も勇もないが、しかし、誰も及ばぬ「人気」があった―。
著者等紹介
和田竜[ワダリョウ]
69年12月、大阪府生まれ。早稲田大学政治経済学部卒。03年に、「忍ぶの城」で、脚本界の大きな新人賞である「第29回城戸賞」を受賞。『のぼうの城』で小説家としてもデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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