内容説明
少年の頃から抱いていた念願の夢をかなえ、小さなアクアショップを営む「ぼく」。そこにある日、一人の美しい女性がアルバイトの面接にやってくる。やがて、二人の間にあった不思議な縁が、ぼくの人生を動かしはじめる。
著者等紹介
市川拓司[イチカワタクジ]
1962年東京都生まれ。出版社勤務の後、バイクで日本一周の旅に出る。その頃から小説を書き始める。1997年から自身のホームページ「doorinto」で小説を発表。2002年「Separation」でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
hk
13
オイラのように目が悪い者にとって大活字文庫の存在はめっぽう心強い。目下のところニーズがそれほど多くないため、とても営利事業としては成り立たないだろう。にもかかわらず、このところ名著が大活字文庫として復刊される機会がとみに増えている。誠に嬉しい限りだ。今のところ大活字文庫は視覚障害者向けという括りになるのだろうが、来るべき超高齢化社会においては高齢者のニーズが極めて強くなるだろう。さすれば大活字文庫の存在意義がさらに大きなものになるのは必定。大活字文庫に感謝するとともにこれからの更なる健闘を期待したい。2017/07/18