内容説明
あの日の光景をふり払おうと酒に溺れていた浚介は、さらなる痛みを味わう。游子は少女をめぐり、その父親と衝突する。亜衣は心の拠り所を失い、摂食障害から抜け出せずにいる。平穏な日々はすでに終わりを告げていた。過去と現在が火花を散らす第二部。
著者等紹介
天童荒太[テンドウアラタ]
1960年、愛媛県生まれ。86年『白の家族』で野性時代新人文学賞を受賞。映画の原作、脚本を手がけたのち、93年『孤独の歌声』が日本推理サスペンス大賞優秀作となる。96年『家族狩り』で山本周五郎賞を受賞。2000年『永遠の仔』で日本推理作家協会賞を受賞
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