微生物利用の大展開

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微生物利用の大展開

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  • サイズ B5判/ページ数 1冊/高さ 27cm
  • 商品コード 9784860430054
  • NDC分類 465
  • Cコード C3040

出版社内容情報

「ヒトよりすごい微生物遺伝子」―21世紀の主要課題解決のキーテクノロジーは“微生物”を軸に大展開する!
本書は無尽蔵の遺伝子資源・微生物のかつてない可能性を探る“オンリー・ワン”の成書である。「新規微生物の探索」・「遺伝子操作による能力向上」・「複合微生物系の利用」に注目し、環境分野、産業分野への新しい応用を目指す。従来の研究成果のみならず21世紀の微生物応用技術へのヒントとなる記事が満載。

 

■発刊にあたって

 18世紀の産業革命以来、科学技術の発展に呼応して次々と新しい産業が生ま
れてきました。とくに20世紀の主要産業は物理・化学を基盤としていました
が、それに加え、伝統的な微生物利用技術も生活に密着していました。さらに
いわゆるバイオが表舞台に立ちだしたのは1973年の遺伝子工学誕生以来である
といえるでしょう。一方、20世紀後半からの世界人口の爆発的増加は人類の危
機を感じさせるのに十分でした。国連の統計によれば、2000年には60億人に達
し、2050年には90億人程度になるものと予想されています。さらに日本では少
子化と高齢化という別の問題も浮上しています。21世紀の人類の主要課題であ
る食糧、エネルギー、環境、医療のいずれの課題解決にもバイオテクノロジー
が必要であることは論を待ちません。
 また21世紀は“循環”と“共生”を基本概念として世の中が推移していくと
思われます。その中にあって物を作りだして生活していくためには、リサイク
ル可能な物を作り、新物質を合成したならばいかに循環系に導入するかを考え
なければならないでしょう。また人口増加による食糧危機に対応するためにも
有機質土壌を守っていく必要がありますが、このときも有効微生物の働きが最
も重要になるでしょう。このように、各種生物と共生しながらその特殊能力を
うまく利用することが、21世紀に求められているのです。
近年「ヒトゲノム解析と創薬」などが流行のようになっていますが、微生物の
多様な能力には幅においても深さにおいても大いなるポテンシャルが秘められ
ているのです。微生物に関する従来の知識・技術・実例だけでなく、21世紀に
役立つ情報をまとめて「微生物利用の大展開」と題する著作を世に出したいと
考えました。編集委員のご努力や各分野の専門家、研究者、実務者など多くの
方々に貢献して頂きました。下読みをする段階から、大いなる迫力と最先端の
切れ味を感じています。また付録として代謝マップ、系統樹、学名索引を加
え、充実を図りました。読者の皆さんにもきっと満足してもらえる内容であろ
うと自負しています。

監修者

今中 忠行


 

内容    →詳細目次はこちら

●口絵写真(27頁)/系統樹(1頁)/代謝マップ(16頁)
●発刊にあたって・・・今中 忠行

序 地球の歴史と生命の進化
  --地球の先住民は微生物である・・・<今中 忠行>

第1編 微生物学の基礎

 第1章 純粋培養微生物
 第2章 極限環境微生物
 第3章 複合微生物系
 第4章 VBNC(viable but nonculturable)と遺伝子資源の利用
 第5章 微生物の代謝

特別座談会 将来の大展開に向けて-第1編

第2編 微生物の操作法

 第1章 観察法
 第2章 遺伝子発現法
 第3章 遺伝子解析法
 第4章 微生物の培養法

特別座談会 将来の大展開に向けて-第2編

第3編 微生物の応用技術

 第1章 伝統的バイオテクノロジー
 第2章 代謝制御発酵--アミノ酸,核酸,抗生物質生産,メタボリックエンジニアリ
ング
 第3章 遺伝子組換え体を用いた新機能の導入
 第4章 環境浄化
 第5章 副産物,廃棄物の有効利用

特別座談会 将来の大展開に向けて-第3編

第4編 微生物の生体成分利用

 第1章 生体触媒の利用
 第2章 機能性生体成分の利用
 第3章 分析法

特別座談会 将来の大展開に向けて-第4編

第5編 微生物の将来展望

 第1章 微生物による炭酸固定
 第2章 バイオエネルギーの生産
 第3章 グリーンテクノロジー-廃棄物処理,ゼロエミッション,リサイクル

特別座談会 将来の大展開に向けて-第5編

本ハンドブックの結びに代えて--微生物利用の未来展望「ヒトよりすごい微生物遺伝
子」

●学名索引
●略語一覧
●事項索引 


 

著者 

【監修】

今中 忠行 京都大学大学院工学研究科合成・生物化学専攻教授
■監修者インタビューはこちら
 
【編集委員】(五十音順)

加藤 千明 海洋科学技術センター海洋生態・環境研究部研究主幹
加藤 暢夫 京都大学大学院農学研究科教授
倉根隆一郎 (株)クボタ技術開発本部バイオセンター所長・理事
西山  徹 味の素(株)専務取締役
矢木 修身 東京大学大学院工学系研究科付属水環境制御研究センター教授
 
■著者詳細はこちら

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