内容説明
日本はこんなにも色があふれている国だった!工芸、建築、自然、文化―それぞれの「色」を訪ね、魅力を再発見する。
目次
1 工芸(琉球列島福木の黄 沖縄―鮮やかな黄色を探る;丹後上世屋の藤織り再興に奔走する井之本泰さんの精進 ほか)
2 建築(春日大社の朱赤―人々の畏敬と畏怖の念を表わした色;日光東照宮の群青色 澄んだ美しさを湛えた極上の色彩 ほか)
3 自然(京都桜探訪 京の西北桜道;伝統が息づく染色法を探しに近江の国へ―青花紀行 ほか)
4 文化(京の都の風物詩 祇園祭の赤に迫る;清らかなる白布を織る社を訪ねて―伊勢紀行 ほか)
著者等紹介
吉岡幸雄[ヨシオカサチオ]
昭和21年、京都府生まれ。染織史家。早稲田大学卒業後、家業の「染司よしおか」5代目当主を継ぎ、伝統的な植物染による日本の色を国内外に向け紹介している。東大寺、薬師寺、石清水八幡宮などでの行事に用いられる造り花、衣裳、道具などを制作している。平成22年、第58回菊池寛賞受賞
岡田克敏[オカダカツトシ]
昭和13年、京都府生まれ。写真家。(社)日本広告写真家協会特別会友(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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