内容説明
2001年12月に「ダイヤモンドレディ賞」を受賞した日本初の女性報道写真家・笹本恒子の琴線に触れた18人。道なき道を歩き続けその後に道ができた人たち。その人の軌跡をしなやかな筆致とカメラで活写。
目次
富田忠雄―ラベンダーに憑かれた男
櫛田ふき―憲法九条に命をかけて
高橋延清―森と共に生きる
長岡輝子―幸せは向こうから
森岡まさ子―平和の語りべとして
松田解子―ペンに託す差別の無い世界
坂倉ユリ―人をはぐくむ
窪島誠一郎―永遠に生きる絵画たち
岡田節子―メルヘンに生きる
千葉とき子―学問とファッションと
望月百合子―“無支配・平等”の求道者
関口俊吾―パリ在住60年の画家
平野武利―かぎりない展望に
大谷洌子―プリマドンナいま音楽教育者
新藤兼人―仕事は生命だ
比嘉良治―故郷に限りない想いを
山口吉彦―アマゾンに学ぶ
三岸節子―息づく精神
著者等紹介
笹本恒子[ササモトツネコ]
昭和15年(1940)財団法人写真協会入社。日本人初の女性報道写真家としてスタートする。昭和16年退社するまで、日米開戦前の国内報道写真を撮影。昭和20年(1945)終戦と同時に疎開先の千葉市で千葉新聞社入社。昭和21年(1946)東京に帰り、婦人民主新聞社嘱託となる。昭和22年(1947)フリー・ジャーナリストとなり、新聞、雑誌に写真・記事を提供。昭和25年(1950)この年創立された日本写真家協会会員となる。昭和37年(1962)「ササモト・デザイン・ルーム」を開設。(服飾コンサルタント)昭和42年(1967)『フラワーデザイン教室』を出版(鶴書房)。東京、静岡に教室を持つ。昭和57年(1982)新宿駅前にオリジナル服、装飾アクセサリーの店「アトリエ・SS」を開く。平成9年(1997)1996年度東京都女性財団賞受賞。平成13年(2001)12月第16回ダイヤモンドレディ賞受賞
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