核災害からの復興―広島、チェルノブイリ、ロンゲラップ環礁の調査から

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  • サイズ A5判/ページ数 63p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784860033347
  • NDC分類 539.68
  • Cコード C3047

出版社内容情報

《内容》 正しく知って正しくこわがろう
放射線の線量評価,放射線防護,緊急被曝医療の専門家である著者が,広島をはじめ世界の放射線被曝地を実地に,精力的に調査した経験をもとに,「核災害からの復興」をテーマとして広島,チェルノブイリ,ビキニ水爆実験について,その実態を紹介する。放射線とは何か,放射線防護はどのようになされるべきか,そして,核兵器や原子力発電所の事故など核災害からの復興の実際を示しどのようにわが身を守るかを,広島の一般市民を前にやさしいことばで語った講演の記録である。    

《目次》
広島での講演のはじまり
災害とエネルギー
広島で使用された核兵器
放射線被曝のリスク
安全な範囲の放射線被曝
上空へ昇った広島核兵器の核の灰と都市の放射化
放射性物質の崩壊と半減期
フォールアウト
広島の復興
世界の被曝地調査
チェルノブイリ事故の真実
周辺住民に発生した甲状腺がん
甲状腺被曝の原因と防護法
厳戒管理区域に暮らすサマショール
放射性セシウムで汚染したキノコを食べる
体内に入った放射性物質はどうなる
日本人の病院での放射線被曝
原子力発電所の重大事故時の放射線防護法
ビキニ水爆実験
消えない心の傷
災害の区分
核災害を調査してわかったこと
実践的な放射線防護と核兵器テロ

目次

広島での講演のはじまり
災害とエネルギー
広島で使用された核兵器
放射線被曝のリスク
安全な範囲の放射線被曝
上空へ昇った広島核兵器の核の灰と都市の放射化
放射性物質の崩壊と半減期
フォールアウト
広島の復興
世界の被曝地調査〔ほか〕

著者等紹介

高田純[タカダジュン]
札幌医科大学医学部教授、理学博士。専門は、線量評価、放射線防護、緊急被曝医療。1954年、東京生まれ。弘前大学理学部物理学科卒。広島大学大学院理学研究科(核実験)博士課程前期修了、同課程後期中退。鐘淵化学工業中央研究所、シカゴ大学ジェームス・フランク研究所、京都大学化学研究所、イオン工学研究所、広島大学原爆放射線医科学研究所、京都大学原子炉実験所を経て、2004年より、現職。高次被ばく医療ネットワーク検討連絡会委員、日本学術会議研究連絡委員会委員など兼務。鐘淵化学工業技術振興特別賞、未踏科学技術協会高木賞を受賞。日本保健物理学会、日本放射線影響学会、日本放射化学会、日本医学物理学会会員
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