出版社内容情報
混乱や厄災には世界史を学ぶことで乗り切れる! 倉山満が伝える
6人視点で読み解く世界史!世界はこんなにも残酷です、たくましく生きましょう!
第1章 チンギス・ハンとモンゴルの落とし子たち
第2章 コロンブスは極悪人
第3章 ナポレオンが鎖国をこじあけた
第4章 我こそは世界の支配者 パーマストン
第5章 ビスマルクが近代日本を作った
第6章 三国干渉の世界史的意義
内容説明
いつだって世界は残酷だ。6人の英雄が教える乱世の生き残り術!歴史の中で重要な場面を再現し、自分だったらどうするかを考え、事実では、どのように展開したのかを知り、さらに考える。
目次
第1章 チンギス・ハーンとモンゴルの落とし子たち
第2章 コロンブスは極悪人
第3章 ナポレオンが「鎖国」をこじあけた
第4章 我こそは世界の支配者パーマストン
第5章 ビスマルクが近代日本を作った
第6章 三国干渉の世界史的意義
著者等紹介
倉山満[クラヤマミツル]
1973年、香川県生まれ。憲政史研究家。1996年、中央大学文学部史学科国史学専攻卒業後、同大学院博士前期課程を修了。在学中より国士舘大学日本政教研究所非常勤研究員を務め、2015年まで日本国憲法を教える。2012年、希望日本研究所所長を務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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はる坊
20
相変わらずの倉山節で、世界史における重要なキーパーソンにスポットを当て、その時代背景とともに行ったことをあげ、その意義を検証している。 元寇の時の執権、北条時宗が若干20歳くらいなのは知らなかった。 すごい判断力だと思う。 戦後の教育で、自国の歴史を誇れなくなってしまった日本人に、勇気と自信を取り戻させる一冊。2021/04/25
軍縮地球市民shinshin
17
「世界史」の本だが、当然日本史も世界史の範疇なので多くふれられている。平易な語り口で世界史の重要トピックが理解できる。近代に入るとヨーロッパの政治情勢が日本にも強く影響していることがよくわかる。現在の日本史学のように、切り離して考えていては正確な理解には辿りつけないな…と思う。こんな考えをしていると著者のように学界から排除され、アカデミックポストを得ることもできず、学術会議にも入れなくなるのかもしれない(笑)2020/10/15
ミナ
15
なぜ歴史を学ぶのかはよく聞かれる。「愚者は経験に学ぶ、予は歴史に学ぶ」というビスマルクの名言があるように、かつて何がありどう対処してきたかを知ることはとても大切だと思う。教科書で教えられてこなかったこと(秀吉で言うなら、土地が教会に寄進されていたことや日本人が奴隷にされていたこと)なんかもコラム的な扱いでも載るようになってきたから、少しは歴史を学ぶ意味が子どもたちにもわかるようになるのかも。2020/10/31
出世八五郎
13
司馬遼太郎で歴史に興味を持ち始めた頃、歴史読本という月刊誌?で日本を転回させた歴史人物6人!という特集が組まれていた。その中に石原莞爾が含まれていて、石原莞爾は偉い人物なんだなと思っていた。しかし、倉山満からはボコボコではないが、あまり高い評価は得られてないようだ。本書はまさに世界史を転回させた6人の世界史的人物を取り上げたものに思える。内容も良いが前書きが良い。前書きが良い。2020/10/08
あんさん
12
図書館本。目次だけ見て、チンギス・ハーン、コロンブス、ナポレオン・・・とあって借りたが、要は「ニッポンスゴイ」系の本だった。もっともパーマストンとビスマルクの章では、18・19世紀ヨーロッパ政治史の勉強になった。最後の三国干渉(伊藤博文)の章は講談調。本書は興味の入り口として、新書などで知識の補足は必要。2023/07/22