ワニブックス〈plus〉新書<br> 蓮舫VS小池百合子、どうしてこんなに差がついた?―初の女性首相候補、ネット世論で分かれた明暗

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ワニブックス〈plus〉新書
蓮舫VS小池百合子、どうしてこんなに差がついた?―初の女性首相候補、ネット世論で分かれた明暗

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  • サイズ 新書判/ページ数 207p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784847065804
  • NDC分類 312.1
  • Cコード C0295

出版社内容情報

2016年、蓮舫氏の代表就任で勢いづくはずだった民進党は、同氏の二重国籍問題発覚で代表選に波紋を起こし、政局シナリオに大きな影響を与えた。最初に提起したのは、新聞でもなく、週刊誌でもなく、言論サイト「アゴラ」。マスコミの腰が重い中、八幡和郎、池田信夫両氏ら専門家の分析力とネット民の調査力とのハイブリッドで蓮舫氏を追い詰め、ついに二重国籍を認めさせた。一方、この年の東京都知事選で、無党派層から300万票近い支持を集めた小池百合子氏の当選の影でも、ネットメディアを起点にした世論の影響を感じさせた。 もはや、政治家もマスコミも大企業も無視できなくなったネット世論の現場で、何が起きているのか? 蓮舫氏と小池氏の2人はなぜ明暗を分けたのか? マスメディアが主役だった時代と「世論ゲーム」はどう変わったのか? “取材側”と“インサイダー”の経験を持つ著者が、「ゲームチェンジ」の実態について、“既存メディア”と“ネットメディア”双方の視点から綴る。【著者情報】新田哲史(にった・てつじ) アゴラ編集長/株式会社ソーシャルラボ代表取締役社長1975年生まれ。読売新聞記者(運動部、社会部等)、PR会社を経て2013年独立。ビジネスから政治まで各種の広報PRプロジェクトに参画する。2015年秋、池田信夫氏主宰の言論サイト「アゴラ」の編集長に就任した。アゴラは、2016年の民進党代表選に際し、蓮舫氏の二重国籍問題をいち早く疑惑を追及して注目を集め、就任から1年で月間ページビュー数を300万から1000万に躍進させた。著書に、自らの独立体験を元にネット時代の若者のキャリア戦略・情報収集術を説いた「ネットで人生棒に振りかけた!」(アスペクト)がある。

内容説明

ネット時代の劇場型政治により、都民のみならず国民の大きな支持を得た小池百合子都知事。一方、ネットの言論サイト『アゴラ』とネット民により二枚舌を暴かれた、民進党の蓮舫代表。もはや政治家もマスコミも大企業も無視できなくなったネット世論の現場で今、一体何が起きているのか?マスメディアが主役だった時代と比べ、「世論ゲーム」はどう変わったのか?“取材側”と“インサイダー”の経験を持つ著者が、多角的な視点から綴る意欲作!

目次

プロローグ 「ゲームのルール」が変わった日
第1章 蓮舫の二重国籍疑惑はどう浮上したのか(疑惑追及の急先鋒、八幡和郎氏との出会い;すべては都知事選出馬情報から始まった ほか)
第2章 なぜ蓮舫はネットに敗れたのか(「二重国籍は違法でない」マスコミの誤報で一時窮地に;ネット民が続々と応援。暴かれていく蓮舫氏の発言録 ほか)
第3章 ネット時代も進化した小池百合子のマーケティング(都知事選の前から驚嘆させられた小池氏の演出力;田原総一朗氏の教訓から見た小池氏の強さ ほか)
第4章 ネットが未来の首相を決める2020年代(ネットは「メインストリーム」に入ったのか;海外に立ち遅れてスタートした日本のネットメディア ほか)

著者等紹介

新田哲史[ニッタテツジ]
アゴラ編集長/株式会社ソーシャルラボ代表取締役社長。1975年生まれ。読売新聞記者(運動部、社会部等)、PR会社を経て2013年独立。ビジネスから政治まで各種の広報PRプロジェクトに参画する。2015年秋、池田信夫氏主宰の言論サイト『アゴラ』の編集長に就任した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

謙信公

7
ネットで世論を動かして各々の明暗を分けたという、ネット礼賛本。一部それもあるとは思うが、過信しすぎ。蓮舫は攻めには強いが守りにはめっぽう弱い。二重国籍問題では肩肘張って強気に出たのが裏目に出た。ツッコまれると終始逃げまくっていた危機対応の下手さが原因だ。小池百合子は都知事選で自民党から推薦がもらえなかったり、「厚化粧の大年増」と揶揄され、巨大組織等にいじめられているヒロインを演じた。マスコミの使い方も上手で、ネットで世論形成をしていた訳ではない。ただこれからは、ネットも重要なツールの一つにはなるだろう。2019/08/21

チョビ

5
リアル真田丸! 強大な権力に対する疑問を嘘偽りと暴いた、「ネットメディア」が台頭を欲する著者らは「ネット民」という無党派層との共存が成功だったと総括。そこには政治に不慣れな日本人への「感情に訴える」方法をwin-winで持ち込んだのがよかったのでしょう。 となると、政治に対して今まで受け身になっていた我々は、既存メディアとネットメディアを比較しつつ、できるなら政治家に話を聞きに行くと行った「積極性」が必要となります。 政治にできる範囲で能動的に参加したいと思う方は是非読んでみるといいかと思います。2017/01/20

kiki

4
女性活躍のお手本としてお二人の活躍が挙げられます。蓮舫さんは二重国籍問題で少し信頼をなくしたように思いますが、一方で小池さんは都知事選では先手必勝と緻密な対応で都民の支持を得たという印象です。小池さんは、ご自身が受けた問題をわかりやすく説明し、他の立候補者を十二分に意識した選挙戦は完璧とも感じられました。ネット世論を大切にすることは、政治の世界以外でも大切なことだと痛感しました。2016/12/24

ふくまるちゃん

1
小池百合子氏の「魅せ方」について、かなり興味深く読ませていただきました。 今回は政治の話だけれども、これって何にでも当てはまるよな。と。2020/12/14

湘南☆浪漫【Rain Maker】

1
文春砲に勝った、という自慢の本(苦笑) ネットメディアやそれに関わる粘着性を感じる。 2018/07/18

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