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ワニブックス〈plus〉新書
日本人なら知っておきたい「異所性脂肪」の恐怖

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  • サイズ 新書判/ページ数 173p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784847065286
  • NDC分類 493.12
  • Cコード C0247

内容説明

太っていてもメタボにならない人がいる一方で、痩せていても生活習慣病になる人がいるのはなぜか?その答えの手掛かりとなるのが、近年大きな注目を集めている「皮下脂肪でも内臓脂肪でもない“第三の脂肪”」の「異所性脂肪」である。肝臓や骨格筋など本来脂肪をため込む組織ではない場所にたまり、脂肪肝やNASH、糖尿病などに直結する。どんな人にたまりやすく、どのようなメカニズムでたまるのか。また一旦蓄積した異所性脂肪を減らす方法とは?その道の第一人者が丁寧に解説しながら、欧米人に比べ異所性脂肪がたまりやすいといわれる日本人に警鐘を鳴らす。

目次

第1章 痩せているのに生活習慣病―その理由は「異所性脂肪」にあった!
第2章 異所性脂肪の正体―なぜ、どこに、どんな人にたまるのか?
第3章 異所性脂肪が引き起こす恐ろしい病気―脂肪肝、NASH、糖尿病
第4章 異所性脂肪をより理解するために―「メタボ」と「肥満」をもっと知ろう
第5章 太っているのに健康な人、痩せているのに不健康な人―実際の症例で見る異所性脂肪や内臓脂肪、皮下脂肪の影響
第6章 異所性脂肪をためない習慣―継続すれば必ず減らせる・予防できる!

著者等紹介

小川佳宏[オガワヨシヒロ]
1962年生まれ、大阪府出身。87年京都大学医学部卒業。93年京大大学院医学研究科博士課程修了。京大助手などを経て、2003年4月から東京医科歯科大学難治疾患研究所教授、11年12月から同大学糖尿病・内分泌・代謝内科教授。内臓脂肪型肥満を背景として発症するメタボリックシンドロームや生活習慣病の成因解明と新たな治療戦略の確立を目指している。日本内分泌学会(理事)、日本肥満学会(理事)、日本糖尿病学会(評議員)など多くの学会に所属(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

色々甚平

5
皮下脂肪でもなく、内臓脂肪でもない、異所性脂肪についてと美容でなく健康のためのダイエットの内容。日本人は欧米人よりも見た目で太っている人は少ないのに生活習慣病が多い理由が異所性脂肪にある。見た目は普通であったり、酒を飲まなくても、間食やカロリーの多い食事と運動不足を積み上げていくと脂肪肝や糖尿病につながってしまう。砂糖入りコーヒーをお茶にかえて、それなりに運動していくことで少しずつ改善されるようだ。絶対アウトはたばこ。食事はバランスだが理想形は焼き魚定食。2018/07/08

SGM

0
★★★☆☆食事•運動ですね。2015/11/15

incognito

0
あまり新しい内容はなかったが、異所性脂肪について基礎知識を入れられたのはよかった。肝細胞、膵β細胞、筋細胞自体に貯まる脂肪が異所性脂肪であり、脂肪細胞に蓄えられる分は厳密には除く。内臓脂肪と異所性脂肪には相関があり、内臓脂肪が多いと腸間膜の脂肪→門脈→肝細胞もしくは血中の脂肪上昇→筋細胞や膵β細胞に貯蓄、という流れで異所性脂肪が作られる。また、第5章の例外的な人たちの症例検討が結構ためになる。個人的にはNASHの確定診断に肝生検が必要なことが驚きだった。2013/10/31

ジュリ

0
痩せている人でも異所性脂肪がついている可能性がある。異所性脂肪は、糖尿病、肝硬変、がんなどにつながるので、注意が必要だ。2013/03/04

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