ワニブックス〈plus〉新書<br> 美しい村に放射能が降った―飯舘村長・決断と覚悟の120日

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美しい村に放射能が降った―飯舘村長・決断と覚悟の120日

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  • サイズ 新書判/ページ数 205p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784847060397
  • NDC分類 543.5
  • Cコード C0295

出版社内容情報

福島原発事故の放射能漏れにより、全村避難の運命を背負い奮闘を続ける福島県飯舘村長が綴る「あの日」から現在、そして未来の展望を綴った一冊。「日本一美しい村」は、放射性物質という見えない敵により、ある日突然村の基盤や村民の暮らしが根底から破壊されるという厳しい運命を背負わされた――。東京電力福島第一原発から北西30~50キロ圏にある福島県飯舘村は、地震による被害はほとんどなかったものの、原発から飛来した高濃度の放射性物質で村は汚染され、4月22日、政府は飯舘村全体を計画的避難指示区域に指定するに至った。

内容説明

2011年3月15日朝、東京電力福島第一原発の爆発で噴出された放射性物質は、風に乗って北西へ運ばれ、雨とともに美しい村へ降った―。原発北西30~50キロ圏に位置する福島県飯舘村は、当初、村の一部以外避難区域に指定されていなかったが、次第に放射能汚染が明るみになり、4月22日、全域が計画的避難指示区域に指定されるに至った。村長・菅野典雄氏が、国やマスコミとの攻防と奮闘、命か暮らしかで決断を迫られたその時々の心の内、さらに「2年で村に帰る」展望など思いのたけを綴る。

目次

第1章 まさか我々の村が放射能に汚染されているなんて想像もしていなかった。
第2章 都会でも田舎でも、どこの場所にも長い歴史があるものだ。
第3章 本質的な意味で、飯舘村は「明るい農村」だったのだ。
第4章 選挙戦に臨むにあたって、私は村民に「5つの約束」をした。
第5章 飯舘村の第一の宝は、村民。「住む人の心が、村の顔です」
第6章 地産地消や心の豊かさを目指す生き方、「までいライフ」
第7章 平成23年仕事始めの挨拶、私は飯舘村の進むべき未来をこう語りかけた。
第8章 電話で伝え聞いたとき、私は両目からあふれる涙を止めることができなかった。
第9章 全村避難中も、村とともに生きる。
第10章 2年で戻れるように、私は動き続けなければならない。
第11章 飯舘村は愛する故郷であり、人生をともにした存在、そして未来でもある。

著者等紹介

菅野典雄[カンノノリオ]
1946年、現・飯舘村生まれ。’70年帯広畜産大学草地学科卒業。酪農を営み、乳牛60頭を飼うかたわら、’89年から7年間、飯舘村公民館の嘱託館長を務める。’96年10月、村長選挙で当選し、第5代目飯舘村長に就任、以来4期連続で務める。合併しない「自主自立の村づくり」を進め、小規模自治体の良さを活かした子育て支援や環境保全活動、定住支援などユニークな施策で知られる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

遅筆堂

28
シリーズの陸前高田市長のものとは本作りのスタンスが違う。飯舘村長としての責任とか、過去からこれからまでのこと、覚悟が感じられる。批判されても実を取るといった正直な記載もあり、政治家だなと思う。そもそも理不尽な状況であり、これを正論とすることは不可能。そのような中での決断、その苦悩は計り知れない。2011年11月に飯舘村を訪れた。役場の前であった女性から「事実をしっかり見ていってください。その上で、しっかりと判断して下さい」と言われた。浜岡原発から風下16kmの所に住んでいる。しっかりと考えたい。2012/06/24

tubaki

5
菅野村長の飯舘村に対する真摯な姿勢に心撃たれた。誰に左右されることなく、感情的になることもなく、短絡的に考えず、長期的な目で見て村民の為になることを導き出し、采配を振るう。何よりも魅力に感じたことは、困難なこの時期にこそ、希望を持って、前に進むことを強く思い、考え、行動していること。ただ、健康第一、避難と考えていた私ですが、生活基盤や環境が想像している以上に健康に関わってくることを認識できました。菅野村長はじめとする村民の皆様のご健康をお祈りします。希望を!2011/11/14

nemunomori

3
便利なだけの首都圏ベッドタウン育ちには、これほどまでに大切に思える故郷があることが、まず羨ましい。取り返しのつかない事故だったのだと、改めて痛感した。菅野村長の発想の豊かさと前向きな行動力がとても頼もしく思えた。いつか飯舘村に行ってみたい。その為に出来ることをしよう。2012/11/02

michu

3
私は次男坊である。正直、地元愛というか故郷への執着が理解できない。必要なら引っ越せば良い、と思ってしまう。しかし「理解出来ないから尊重しない」では対立しか生まない事をこの一年でイヤという程学んだ。それぞれの立場にそれぞれの問題があり、その問題と対する事は外部から批判する程簡単な事ではないのだ。本書は実質的に飯舘村長の自伝であり、期待した内容の分量は少なかったが、読んだ価値は充分にあった。災前の飯舘を知ってこそ、災後の飯舘の抱える課題が分かるという事か。2012/04/25

moyo

3
以前から飯舘村の経営ぶりは目を惹くものがあったが、すべて管野村長のリーダーシップの元に実行されていたものだったと知る。原発事故後、飯舘村の村民でも周辺の人々でも、村長の考えに同調する人、反発する人、もっと複雑に色々な感情があるだろう。でも村長の想いは村と村民のうえにのみある、それを発信できる村長って素晴らしい。聞きたいこと知りたいことが全部語られていたわけでもないが…村長だって全部かけたわけでもないだろうが…この超多忙な時によく執筆の時間がとれたものだと思う。村長さんは今後海外で講演する予定もあるそうです2011/10/21

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