ワニブックス〈plus〉新書
吉田牧場―牛と大地とチーズとの25年

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  • サイズ 新書判/ページ数 220p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784847060243
  • NDC分類 641.7
  • Cコード C0236

内容説明

乳牛の飼育から手がけナチュラルチーズを手作りで生産する、日本では数少ない「フェルミエ」(チーズ農家)、岡山の吉田牧場。1984年、牧場開拓に着手、試行錯誤を繰り返してさまざまな困難を家族で乗り越え、現在は全国の食通から絶大な評価を博し、入手困難と言われるまでに。有名シェフがこぞって使いたがるその妥協なきチーズの味わい、そしてオーナー吉田全作氏の言葉からは、食の本来の姿や自然との向き合い方など大切なものが見えてきます。

目次

第1章 吉田牧場をご紹介しましょう
第2章 転職して酪農家をめざす
第3章 生産調整を機に、フェルミエになる
第4章 出会いが運んでくれた人生の転機
第5章 六〇〇〇年の歴史をもつチーズ
第6章 産業化せずに、家族経営で

著者等紹介

吉田全作[ヨシダゼンサク]
1955年、岡山県生まれ。’79年北海道大学農学部畜産学科卒業後、5年間のサラリーマン生活を経て、’84年に岡山県・吉備高原にて酪農業を開業。’88年、念願のチーズ作りを始める。’94年、ホルスタイン種からブラウンスイス種に変更。以来、土地に根ざし牛を放牧し、餌や牧草にこだわり、おいしい乳を搾り、家族のみで手作りチーズを生産し続ける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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ふう

22
『線と管をつながない』待ちのあいだに。🧀大好きっ子としては一度岡山に行くしかないな。2022/10/07

ロッキーのパパ

12
地域に根ざしたチーズ作りにこだわり、さらにチーズの味を追求する職人としての姿勢に感銘した。売れるためのマーケティングを拒む態度は納得できるけど、著者が意図しているかどうかは別にして吉田牧場のチーズというブランド作りには成功していると思う。それにしても、読んでいる途中から美味しいチーズが食べたくてしょうがない(^_^;2010/12/30

コカブ

1
脱サラして牧場を始めた著者が、チーズ製造をしてやがて売れるようになった…、という話。牧場を始めた頃の苦労から、チーズ製造にいたるまでとその苦労、そして息子に牧場を委ねる話までで終わっている。ところで、「ネット通販はしない」と書いてあったが、現在はネット通販をしているらしい(どこかの業者に卸しているのだと思う)。息子さんなりのやり方が出ているのだと思わせられた。東京ではなかなか手に入りにくそうだけど、そういう地域色がある物があってもいいと思う。カチョカバロが食べてみたくなった。おいしそう。2014/10/13

makon

1
著名な料理人から絶賛されるチーズを作るには、やはり想像を超えた努力や熱意があることが伝わってきた。 チーズを作るために牛から育てるという発想もすごいと思った。2012/01/11

Naohiro Mukaihira

0
読みやすい。グイグイ読み切れる。2018/09/02

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