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内容説明
数々の名曲、名演奏によって多くのファンの心を鷲掴みにしてきたまごうことなき“ジャズの帝王”マイルス・デイヴィスは、1970年代、エレクトリックなサウンドへのシフト・チェンジによって、過激にして過酷な運命を辿る。その地底の最深部から宇宙の果てに至る空間を圧縮させたようなスケールと密度の音楽表現に秘められた変遷の謎を、マイルス研究の第一人者が周到な調査と徹底した聴取による分析で解き明かす。
目次
はじめに―マイルスがペダルを踏んだとき
序章 スタンド?
第1章 ザ・ボクサー
第2章 スタジオのなかのリヴィング・ルーム
第3章 暴動と沈黙
第4章 オン・ザ・コーナー
第5章 プリンス・オブ・ダークネス
第6章 ヒー・ラヴド・ヒム・マッドリー
第7章 傷だらけの帝王
第8章 アガルタの凱歌
終章 勝者か敗者か
著者等紹介
中山康樹[ナカヤマヤスキ]
1952年大阪府出身。音楽評論家。ジャズ雑誌『スイングジャーナル』編集長を務めた後、執筆活動に入る(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。