ワニブックス〈plus〉新書<br> 最も危険な名作案内―あなたの成熟を問う34冊の嗜み

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ワニブックス〈plus〉新書
最も危険な名作案内―あなたの成熟を問う34冊の嗜み

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  • サイズ 新書判/ページ数 220p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784847060090
  • NDC分類 019.04
  • Cコード C0290

内容説明

本書で語られていることは、子供っぽい善意やヒューマンな常識から大きくはみ出している。それは人間性とその社会の、暗く罪深く、けして治癒することのない不変の悪と、その悪とともにあるが故に陰影深く、きらめき、輝く美しさ、いかなる呪いにも負けない善良さ、鋭く濃厚な味わいを体験することにほかならない。―この本は、読書の一方の真髄である領域にあなたを案内するとともに、その旅を通じて、あなた自身の成熟を問う一冊である。

目次

「読書」の呪縛と破壊力―『新版放浪記』林芙美子と『シェイクスピアはわれらの同時代人』ヤン・コット
「政治」への苛立ちと快楽―『成熟と喪失』江藤淳と『パルムの僧院』スタンダール
「女」の謎と解放―『神戸』西東三鬼と『アナイス・ニンの日記』アナイス・ニン
「賭博」による転生―『賭博者』ドストエフスキーと『新麻雀放浪記』阿佐田哲也
「玄人」の覚悟―『旅の終わりの音楽』エリック・フォスネス・ハンセンと『芸談あばらかべっそん』桂文楽
「同情」からの逃走―『暗い時代の人々』H・アレントと『魔の退屈』坂口安吾
「米国」という名の亡霊―『ビアス短篇集』A・ビアスと『或る女』島崎藤村
「階級」の文化的豊かさ―『悪意と憂鬱の英国式週末テニス』マデリーン・ウィッカムと『但馬太郎冶伝』獅子文六
「性」は信じるに値するか―『天の夕顔』中河与一と『詩人と女たち』C・ブコウスキー
「恋愛」が腐れた後の恋―『王道』A・マルローと『海軍』獅子文六〔ほか〕

著者等紹介

福田和也[フクダカズヤ]
1960年東京生まれ。文芸評論家。慶応義塾大学環境情報学部教授。『奇妙な廃墟―フランスにおける反近代主義の系譜とコラボラトゥール』(89年)で文壇デビュー。以後、旺盛な筆力と正確な読解で文芸、歴史、政治、社会、音楽・映画他あらゆる芸能などを論じて、批評家として抜群の信頼と人気を得る。93年『日本の家郷』で三島由紀夫賞。96年『甘美な人生』で平林たい子文学賞。02年『地ひらく―石原莞爾と昭和の夢』で山本七平賞。06年『悪女の美食術』で講談社エッセイ賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

k.m.joe

2
「恋愛」「家族」など語り尽くされたようなテーマを、各小説の一節を契機により深く掘り下げている。個人的には文章のリズムが合わないけど、内容は伝わる。2010/01/30

静かなる中条

2
大げさな形容詩がこれでもかと続く文章に、若さを感じる2010/01/24

でろり~ん

1
十四年前の本なんですね。そんなに古くはないけれど取り上げている小説が、何でこんなに古いものばかりになったんだろう。若者向けにプチ古典を薦めるとかいうコンセプトだったんですかねえ。成熟することに対するアジテーションめいた出だしはカッコイイものではあるけれど、そこから本編への橋渡しが感じられませんでした。竜頭蛇尾だよねえ。内容全体として悪くないとは思うんだけれど、今という時代背景までもをひっくるめてブンガクを感じるには、どれも時間的に離れた作品に終始している感じでしたねえ。危険、がどこにも存在していないよね。2016/10/23

ジュンケイ

1
難しいなあと思う。勉強になるなあと思うけど、かなりついていけなかった。で、読みたくなる本が増えた。2014/12/27

keiトモニ

1
やはりドストエフスキーがいいですな。2010/09/11

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