お江戸でござる―現代に活かしたい江戸の知恵

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  • サイズ B6判/ページ数 286p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784847015182
  • NDC分類 382.1
  • Cコード C0095

内容説明

番付=ランキング、花魁=銀幕の大スター、口上=コマーシャル、貸本屋=レンタルビデオショップ、元禄=バブル、損料屋=レンタルショップ、奉公人=ビジネスマン、富くじ=宝くじ、薬売り=セールスマン、火消し=消防、…意外や意外、現代ニッポンのルーツは江戸時代にあった。

目次

第1章 私たちの文化と江戸の文化
第2章 今も残っている江戸の風景
第3章 私たちの暮らしと江戸の暮らし
第4章 これぞ、「お江戸」でござる
第5章 今、よみがえらせたい江戸の知恵
第6章 江戸はこんなに進んでいた

著者等紹介

杉浦日向子[スギウラヒナコ]
1958(昭和33)年、東京生まれ。文筆家。「通言室乃梅」で漫画家としてデビュー。以後、江戸風俗を題材にした作品を描き、84年『合葬』で日本漫画家協会賞優秀賞、88年『風流江戸雀』で文芸春秋漫画賞を受賞。NHK「コメディーお江戸でござる」では、「おもしろ江戸ばなし」のコーナーを担当し、江戸世界のいざない役として、庶民の暮らしぶりを中心にわかりやすい解説を行なっている
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

たつや

37
面白かったです、温故知新とはよく言ったものですが、江戸時代の風情は素晴らしいですね。ドラえもんがいたら、一度は江戸に行ってみたいと思う。2016/09/03

星群

22
瓦版、花魁、戯作者、岡っ引き、損料屋、奉公人、富くじ、花火、舟遊び、寄席、剣道…江戸の文化や暮らし。布の切れ端だって、無駄にしない徹底した再利用精神。幽霊や化け物、妖怪、狐、狸、河童との共生。江戸の人からは『楽しいことばかりじゃないよ、苦労もそれなりにあるよ』って言われるかもしれない。でも、出来れば江戸で暮らしてみたいと思う程、江戸の暮らしや文化に、魅力を感じるのである。2012/11/26

みさどん

19
意外なことがたくさんあった。識字率の高さは知っていたが、結婚や学問で女性の地位や自由度がこんなに高いとは知らなかった。世界でもトップの完成された都市だとわかり、諸政が細やかに隅々までうまくいっていたことに感心。庶民の考え方や生き方も素敵。助け合ったり、今を生きるという考え方だったり、娯楽性が高かったり、素晴らしいぞ江戸!所々に挟み込んである著者のこぼれ話が、これまたおもしろかった。2016/10/13

ゆずぽん

17
NHK「お江戸でござる」の杉浦さんのコーナー「おもしろ江戸ばなし」をまとめたもの。江戸の庶民の暮らしがよくわかり、とても面白い。とくに江戸こぼれ話がよかったですね。ボロは着てても心は豊かだったお江戸の人たち、そんな暮らしをちょっとうらやましく思ったり。もう一度杉浦さんのおもしろ江戸ばなしを見てみたいなぁ。2016/07/15

青龍

14
中古書店で購入。発行されてすぐに読んだけど、多分、貸したまま帰ってない。杉浦先生の本を読み返したくなっている今日この頃。いつの間にか、杉浦先生の歳を越してしまったことに気付き、先生の博識に改めて感服している。2018/07/15

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