内容説明
憲法第九条の根っこには、どのような歴史と人々のいとなみが埋まっているのか?
目次
第1回 なぜこのいま憲法「改正」なのか?(「改憲勢力」のほんとうの目的は、いまわたしたちが現に持っている憲法を廃棄処分にして、自分たちの思いどおりに「新しい憲法」をつくろう、ということなのだ;アメリカ合衆国は日本国に対してなにを要求してきたのか、日本国のがわはこれにどう対応してきたのか? ほか)
第2回 日本国憲法をわたしたちの望まない方向へ変えようとする力に対抗するには、わたしはどのような力を持たなければならないのだろうか?(日本国憲法第九条は人類の悲願の結晶でもあったのだ;わたしたちはどのようにして言葉への信頼を失ってしまったのか? ほか)
第3回 わたしたちのこの国は、いま、なぜ、アジアの民衆からソッポを向かれているのか?(あの「満州事変」から「大東亜戦争」にかけての時代に日本人は中国大陸でなにをやっていたのか?;「大日本帝国」は「大東亜戦争」によってアジアの諸民族を解放したのか? ほか)
第4回 「靖国問題」といわれることは、なぜ「問題」なのか?(あなたがたは、このいま、自分たちの国をどのような国としてつくっていくつもりなのか?;あなたがたは政教分離ということをいったいどのようにとらえているのか? ほか)
第5回 戦争をしては、なぜ、いけないのか?(戦争はここまで非人間的なものになってしまった。;現実にわたしたちの父祖がおこなった戦争とはどういうものであったのか? ほか)
著者等紹介
彦坂諦[ヒコサカタイ]
1933年生れ。49年、中国の大連市から帰国。東北大学で日本史を、早稲田大学でロシア文学を学ぶ。木材検収員、通訳、非常勤講師など終始臨時雇の身分で働いてきた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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